[SONY] ST-SE570の情報 [チューナー]

2023年7月31日

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ST-SE570は、SONYから発売された最後の標準サイズ(幅430mm)の単品チューナーである。

ST-SE570_カタログ
↑ST-SE570(2001年) オープン価格

2001年6月の「Hi-Fiオーディオ 総合カタログ」に掲載されており、「新発売」となっている。

ST-SE570

関連:FM/AMチューナー ST-SE570 (SONY)

公式サイトの情報

2021年12月時点で、公式サイトに商品情報が残っているが、いつ消されるか分からないので、その内容を記しておく。

ST-SE570_製品情報

・FM局、AM局合わせて30局をプリセット可能
・メニューエントリーシステムを装備したハイファイオーディオチューナー
・生産完了
・オープン価格

特長
・FM局、AM局をランダムに30局までプリセットしてボタン操作で呼び出すことができます。
・プリセット局の入れ替えなどが簡単なメニューエントリーシステムも装備しました。
・受信可能な局をメモリーするオートメモリー機能付きです。

仕様
・受信バンド:FM/AM
・実用感度:0.9μV(10.3dBf)
・周波数特性:30-15kHz +0.5/-1.0dB
・SN比:74dB(MONO)/69dB(STEREO)
・全高調波ひずみ率(1kHz):0.1%(MONO)/0.2%(STEREO)
・ステレオセパレーション(1kHz):45dB
・付属機能:FM/AM 30局ランダムプリセット
・電源:AC100V、50/60Hz
・消費電力:10W
・大きさ:430(幅)×83(高さ)×290(奥行)mm
・質量:約2.5kg

関連:FM/AMチューナー ST-SE570 (SONY)

同時期の上位モデルにST-SA50ESがあるが、それとの比較表。

比較表_ST-SA50ES_ST-SE570

性能的に比較にならない(ST-SE570が大幅に劣っている)のが分かるだろう。

デザイン

デザインは、MDデッキのMDS-JE580や、CDプレーヤーのCDP-XE570と似ている。

MDS-JE580
↑MDS-JE580(2005年) 55,000円

CDP-XE570_カタログ
↑CDP-XE570(2001年) オープン価格

関連:[SONY] CDP-XE570の情報 [CDプレーヤー]

その他の情報

発売日だが、「2001年6月10日」と「2003年6月9日」の情報がある。

オープン価格であるが、販売終了時の実売価格は18,300円程度だった模様。

AMステレオには非対応。

電波強度(数字)が表示可能。

本体のテンキーによる、周波数の直接入力が可能。

受信周波数が何故か仕様になく不明だが、FMのそれはおそらく76.0-90MHzで、FM補完放送には非対応かと思われる。

ST-S510同様、パックチューナーなので、調整ポイントはFM SIGNAL LEVEL程度しかない。

ST-S510_カタログ
↑ST-S510(1995年発売)

関連:[SONY] ST-S510(FM/AMステレオチューナー) [AMステレオ対応]

末期のチューナーであり、自社他社ともに競合製品が出ていない状況なので、単に「用意した」だけの機種で、性能は望めない。

ステレオセパレーション(分離度)が45dBと元々低く、調整もできない。

仕様でのステレオセパレーション
ST-SE570:45dB(1kHz) ←本機
ST-S500:40dB(1kHz)
ST-S510:50dB(1kHz)
ST-S222ESA:60dB(1kHz)
ST-S333ESJ:70dB(wide)
ST-SA5ES:70dB(wide)
ST-SA50ES:65dB(wide)

関連:[SONY] チューナーの仕様比較 [ラジオ]

千円のポケットラジオで満足している人は別だが、新しいモデルだからと言って本機を選ぶのは…

関連:[SONY] ステレオセパレーション(分離度) [ST-S510]

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Posted by nakamura