[SONY] ST-SE570の情報 [チューナー]
ST-SE570は、SONYから発売された最後の標準サイズ(幅430mm)の単品チューナーである。
↑ST-SE570(2001年) オープン価格
2001年6月の「Hi-Fiオーディオ 総合カタログ」に掲載されており、「新発売」となっている。
関連:FM/AMチューナー ST-SE570 (SONY)
公式サイトの情報
2021年12月時点で、公式サイトに商品情報が残っているが、いつ消されるか分からないので、その内容を記しておく。
・FM局、AM局合わせて30局をプリセット可能
・メニューエントリーシステムを装備したハイファイオーディオチューナー
・生産完了
・オープン価格
特長
・FM局、AM局をランダムに30局までプリセットしてボタン操作で呼び出すことができます。
・プリセット局の入れ替えなどが簡単なメニューエントリーシステムも装備しました。
・受信可能な局をメモリーするオートメモリー機能付きです。
仕様
・受信バンド:FM/AM
・実用感度:0.9μV(10.3dBf)
・周波数特性:30-15kHz +0.5/-1.0dB
・SN比:74dB(MONO)/69dB(STEREO)
・全高調波ひずみ率(1kHz):0.1%(MONO)/0.2%(STEREO)
・ステレオセパレーション(1kHz):45dB
・付属機能:FM/AM 30局ランダムプリセット
・電源:AC100V、50/60Hz
・消費電力:10W
・大きさ:430(幅)×83(高さ)×290(奥行)mm
・質量:約2.5kg
関連:FM/AMチューナー ST-SE570 (SONY)
同時期の上位モデルにST-SA50ESがあるが、それとの比較表。
性能的に比較にならない(ST-SE570が大幅に劣っている)のが分かるだろう。
デザイン
デザインは、MDデッキのMDS-JE580や、CDプレーヤーのCDP-XE570と似ている。
↑MDS-JE580(2005年) 55,000円
↑CDP-XE570(2001年) オープン価格
関連:[SONY] CDP-XE570の情報 [CDプレーヤー]
その他の情報
発売日だが、「2001年6月10日」と「2003年6月9日」の情報がある。
オープン価格であるが、販売終了時の実売価格は18,300円程度だった模様。
AMステレオには非対応。
電波強度(数字)が表示可能。
本体のテンキーによる、周波数の直接入力が可能。
受信周波数が何故か仕様になく不明だが、FMのそれはおそらく76.0-90MHzで、FM補完放送には非対応かと思われる。
ST-S510同様、パックチューナーなので、調整ポイントはFM SIGNAL LEVEL程度しかない。
↑ST-S510(1995年発売)
関連:[SONY] ST-S510(FM/AMステレオチューナー) [AMステレオ対応]
末期のチューナーであり、自社他社ともに競合製品が出ていない状況なので、単に「用意した」だけの機種で、性能は望めない。
ステレオセパレーション(分離度)が45dBと元々低く、調整もできない。
仕様でのステレオセパレーション
・ST-SE570:45dB(1kHz) ←本機
・ST-S500:40dB(1kHz)
・ST-S510:50dB(1kHz)
・ST-S222ESA:60dB(1kHz)
・ST-S333ESJ:70dB(wide)
・ST-SA5ES:70dB(wide)
・ST-SA50ES:65dB(wide)
千円のポケットラジオで満足している人は別だが、新しいモデルだからと言って本機を選ぶのは…
関連:[SONY] ステレオセパレーション(分離度) [ST-S510]
関連:[SONY] ST-S222ESAのレビュー [チューナー]
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