オーディオのメンテナンスに係る計測器とソフト類
計測器
昔のように真空管電圧計(VTVM:Vacuum Tube VoltMeter)は必要なく、5千円未満のテスターで対応可能。
↑このコンデンサは壊れている
関連:FY107B ← ACV(mv)とHzにも対応
LINE OUTをSZ02に入れ、AC(mV)モードに切り替えると、LINE OUT Level(mV)と周波数(Hz)が同時に確認できる。
AC電圧が測れるテスターは普通だが、mVのような小さい値は測れないものがあるので注意。
トランジスタの故障には、電子部品チェッカーが有効。
関連:電子部品チェッカー(LCR-T4/MTester)の故障と再購入
コンデンサを調べる前に、電荷を抜いておくこと。
WaveGene
サイン波等を生成するソフトであり、アジマス調整用のテープ作成時に使う。
配布:WaveGene (注)
WaveSpectra
入力された音の波形を調べるソフトで、カセットデッキの性能や、チューナーのステレオセパレーションを調べる時に使う。
配布:WaveSpectra (注)
関連:[Creative] SBDMUPX(Sound Blaster Digital Music PX) レビュー [SCMS]
関連:[FM] SSGなしでステレオセパレーションを調整する方法 [チューナー]
Software Wow & Flutter Meter
ワウ・フラッターを調べるソフトで、カセットデッキの回転のムラを調べる。
Frequencyも分かるので、テープ速度の調整にも。
配布:WFGUI
Signal Generator/Frequency-counter(Musical Tuner)/Real-time Spectrum Analyser
Frequencyが分かるので、テープ速度の調整に。
↑Musical Tuner
配布:Soundcard Audio Tools and Toys
ハンディ・オシロスコープ
リサジュー図形も出せるが、古いソフト(2007年1月)のためか、Windows11(22H2)では、「応答なし」となることが多い。
関連:ハンディ・オシロスコープ
NAK T-100 Audio Analyzer
有料ソフト
関連:Microsoft Store (2,900円,2023-06)
関連:Mac App Store ($24.99,2023-06)
Audio Analyzer Suite for Analog Discovery
略
注:WaveGeneとWaveSpectraについて
WaveGeneとWaveSpectraの作者である「efu氏」のサイトが消失してしまっている。
web.archive.orgによると、2022年1月9日時点には存在したが、2022年2月5日時点では消失している模様。
但し、2022年9月時点に於いて、web.archive.orgにアーカイブされた内容(ソフトウェアも含む)が残されているので、上記はそこに対するリンクである。
藤本氏:ちなみに、このWaveSpectra。
連載では長年使わせてもらったが、実は1~2ヶ月前にサイトが閉じてしまったようだ。
WaveSpectraのほかに、波形生成ソフトである「WaveGen」、ビットbyビットでオーディオファイルの比較を行なう「WaveCompare」など、非常に有益なツールを開発し、さらにフリーで公開していて、ずっと利用させてもらっていた。
改めてefu氏に感謝を申し上げたい。
これらのツールが入手し難い状況になってしまったものの、まだしばらく活用させていただこうと考えている。
関連:「Opus」と「AAC」どっちが高音質? 周波数分析でコーデック比較した (藤本氏、2022年3月7日)
いつまでアーカイブされているかは不明に付き、入手できるうちに確保しておきたい。
なお、元のドメインである「efu.jp.net」は、ドメインスクワッターにより取られているので、アクセスしても無駄である。
関連:テスト用サウンド信号を生成する「WaveGene」 (窓の杜 2002年10月25日)
関連:音声スペクトルアナライザーソフト「WaveSpectra」 (窓の杜 2002年7月26日)
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