[SONY] CDP-XE570の情報 [CDプレーヤー]

2023年11月28日

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CDP-XE570は、SONYから2001年に発売された、最終期の単品デッキである。

CDP-XE570_カタログ
↑CDP-XE570(2001年) オープン価格

オープン価格だが、実売価格は23,000円前後だったので、最廉価機種である。

2001年6月の「Hi-Fiオーディオ 総合カタログ」に掲載されており、「新発売」となっている。

CDP-XE570

90年代に主流になった、パルスD/Aコンバーターを搭載している。

パルスDAコンバーター

関連:[SONY] パルスD/Aコンバーターとは? [CDプレーヤー]

公式サイトの情報

2023年7月時点で、公式サイトに商品情報が残っているが、いつ消されるか分からないので、その内容を記しておく。

CDP-XE570の仕様

D/Aコンバーター・デジタルフィルター:ハイブリッド・パルス
ハイプレシジョン・デジタルサーボ:〇
電源トランス:1
シャーシ構造:メタル(金属)

周波数特性:2-20,000Hz±0.5dB
全高調波ひずみ率(JEITA):0.0045%以下
ダイナミックレンジ(JEITA):93dB以上
ワウ・フラッター(JEITA):測定限界(±0.001%W Peak)以下

デジタル出力:光
アナログ出力:可変(ピンジャック)

出力レベル
・アナログ:2Vrms-0.2Vrms(可変)
・デジタル(光):-18dBm(発光波長660nm)
・ヘッドホン:10mW(32Ω負荷)

電源電圧:AC 100V 50/60Hz
消費電力:9W

大きさ:430(幅)×95(高さ)×290(奥行)mm
質量:約3.3kg

関連:CDプレーヤー CDP-XE570 (SONY)

SN比がどこにも書かれていない!

以下に挙げた機種と比べると、ダイナミックレンジが低い。

関連:[SONY] CDP-591,CDP-597,CDP-611,CDP-720,CDP-991,CDP-997,CDP-911,CDP-X333ES,CDP-X555ES,CDP-X777ES,CDP-S35,CDP-S1 [スペック比較]

ピックアップ

ピックアップユニット:BU-5BD27

ピックアップ:1-796-033-11 OPTICAL PICK UP

ピックアップはPXR-104Xが使われている。

同時期のCDP-XB740(KSS-213B)とは異なるので注意。

ただ、同時期の下位機種であるCDP-XE370(海外専用モデル)は、初期ではPXR-104Xだったのが、後にKSS-213Cに変わったようなので、CDP-XE570も時期によってピックアップが異なっている可能性がある。

関連:[SONY] CDプレーヤーのピックアップ対応一覧 [KSS-150A/KSS-151A/KSS-190A/KSS-200A/KSS-210A/KSS-211A/KSS-213B/KSS-213C/KSS-240A/KSS-270A/KSS-271A/KSS-272A/KSS-273A/KSS-273B/KSS-274A/KSS-281A]

その他

CD-Rだけでなく、CD-RWの再生も可能。

CD TEXT対応(英数字のみ)。

CD TEXTに対応し、コントロールA1 II端子もあるので、CTD-S100(テキストディスプレイユニット)に接続すれば、漢字・ひらがな・カタカナの表示も可能?

CTD-S100
↑CTD-S100(1996年) 29,800円

関連:[SONY] CTD-S100(テキストディスプレイユニット) [CD-TEXT,FM文字多重放送]

背面のアナログ出力は音量可変だが、リモコンが必要。

ヘッドホン端子(6.3mm)の音量を変えるのにも、リモコンが必要。

ヘッドホン端子の上にあるのは、ボリュームではなくAMS(選曲)ツマミである。

背面端子は、光デジタル(角型)×1、アナログ×1系統、CONTROL A1 II×2。

リモコン(RM-DX740)が付属する。

RM-DX740

このリモコンは、この機種専用ではなく、同時期に存在した上位機種であるCDP-XB740と共通(ユニバーサル)として用意されたものである。

CDP-XB740_カタログ
↑CDP-XB740(2001年) オープン価格

関連:[SONY] CDP-XB740 [CDプレーヤー]

デザイン

この時期の機種は、MDデッキのMDS-JE580や、チューナーのST-SE570同様、デザインがイマイチ。

MDS-JE580
↑MDS-JE580(2005年) 55,000円

ST-SE570_カタログ
↑ST-SE570(2001年) オープン価格

関連:[SONY] ST-SE570の情報 [チューナー]

入手性

このCDP-XE570、オークションでは4千円以上と、意外と高値で落札されている。

新しい機種(とは言っても20年以上前)ということもあろうが、CD-RWの再生も可能という点が魅力だからか?

古い機種でも、CD-Rは再生できるが、CD-RWは再生できないからね。

CD-RWは書き換えが可能だから、飽きたら別の内容で焼き直せばよい。

ただ、そのようなことをするなら、スマホにmp3を入れて再生すれば、より簡潔に済む話であり…

デッキで聴くにしても、mp3を焼いたディスクの再生に対応していないとダメだろう。

CD-RWのCD-DA(音楽CD)を再生できたところで、再生時間はCD-Rと変わらないし。

なお、CD-RWの再生も可能な機種には、同時期のCDP-CE575がある。

CDP-CE575の仕様

トレイがルーレット式であり、5枚までのCDが入れられる。

そのため、横幅は430mmと普通だが、奥行が400mmと長い。

動作動画

他のXE機

CDP-XE500(1996年) 22,000円 ヘッドホン端子があるが、音量調整にはリモコン必須
CDP-XE700(1996年) 35,000円 光学系固定方式 ヘッドホン端子があるが、音量調整にはリモコン必須
CDP-XE900(1996年) 46,000円 光学系固定方式

関連:[SONY] CDP-597(1991年発売)のレビュー [CDプレーヤー]

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Posted by nakamura