D端子入力のある液晶モニター
D端子とは、アナログの映像信号を送る、日本独自の接続端子である。
関連:D端子 (Wikipedia)
関連:コンポーネント映像信号 (Wikipedia)
関連:コンポーネント端子 (Wikipedia)
コンポーネント映像信号(3本)を1本にまとめたものなので、接線だけでの変換が可能(=変換チップ不要)。
変換チップがないので、向きがなく、双方向に変換が可能。
古いDVDプレーヤーには、HDMI端子がなく、画質的に最上がD端子という機種があるが、
関連:[Pioneer] DVDプレーヤーの一覧 [パイオニア]
D端子で接続しようにも、現在の液晶モニターには、D端子がない。
そこで、本ページでは、D端子入力のある液晶モニターを挙げておく。
I-O DATA
↑LCD-RDT271XPB
・発売:2014年11月中旬
・生産終了:2016年9月28日
・27インチ フルHD AH-IPSパネル
・ノングレア(非光沢)パネル
・最大輝度:250cd/m2
・コントラスト:1000:1
・応答速度(GTG):14ms (オーバードライブ 最大時 3.2ms)
・DVI-D x 1
・D-Sub x 1
・HDMI(MHL対応) x 1
・HDMI x 1
・D端子 x 1
↑残りの入力端子(DVI-DとD-Sub)は下部にある
HDMI端子もあるので現在でも使用可能であるが、中古でも入手困難である。
10年以上前の製品なので、今の製品に比べると重く、消費電力も大きいし、中古だと劣化も気になる。
・重量(スタンドあり):6.8kg
・重量(スタンドなし):6.5kg
・消費電力(最大):46W
・消費電力(通常):30.4W
・消費電力(待機):0.8W
2024年に発売された27インチモニターであるDI-A271DBだと、重量はスタンドありでも4.8kg、消費電力は最大で31W、通常で12.2Wである。
無理に古いモニターを増やすくらいなら、最初からHDMI出力のあるDVDプレーヤーを入手し、手持ちのモニターを使用した方が良いし、その方が安くつく。
D端子やコンポーネントをHDMIに変換するものもあるが、電源が必要でありゴチャゴチャするので好ましくない。
同様の仕様で画面サイズが異なる、23.8型のLCD-RDT241XPBもある。
・発売:2014年11月中旬
・生産終了:2016年9月28日
・23.8インチ フルHD AH-IPSパネル
・ノングレア(非光沢)パネル
・最大輝度:250cd/m2
・コントラスト:1000:1
・応答速度(GTG):14ms (オーバードライブ 最大時 3.2ms)
・DVI-D x 1
・D-Sub x 1
・HDMI(MHL対応) x 1
・HDMI x 1
・D端子 x 1
・重量(スタンドあり):4.8kg
・重量(スタンドなし):4.2kg
・消費電力(最大):39W
・消費電力(通常):27.1W
・消費電力(待機):1.0W
三菱電機
(消費電力は標準時、重量はスタンド含む)
23型
・RDT232WX-S:2010年5月28日発売 57W/6.3kg
・RDT232WX:2010年5月28日発売 57W/6.3kg
・RDT232WM-Z:2010年6月11日発売 72W/6.1kg TN、グレア(光沢)
・MDT231WG:2010年11月30日発売 79W/11.0kg 激重
・RDT233WX:2011年5月30日発売 49W/4.4kg
・RDT233WX-3D:2011年5月30日発売 48W/4.4kg ハーフグレア
・RDT233WX-S:2011年5月30日発売 49W/4.4kg グレア(光沢)
・RDT233WX-Z:2011年6月29日発売 67W/5.2kg
・RDT234WX:2012年5月18日発売 35W/4.9kg
・RDT234WX-S:2012年6月15日発売 35W/4.9kg グレア(光沢)
・RDT234WX-Z:2012年11月28日発売 66W/5.0kg
・RDT234WX-3D:2012年11月28日発売 37W/5.0kg ハーフグレア
・RDT235WX:2013年5月31日発売 45W/4.5kg
・RDT235WX-S:2013年5月31日発売 45W/4.5kg グレア(光沢)
27型
・RDT271WM:2010年6月4日発売 61W/7.2kg TN
・RDT271WV:2010年11月発売 55W/6.3kg VA、ハーフグレア
・RDT272WX:2012年6月15日発売 39W/6.6kg
・RDT273WX:2013年7月発売 46W/6.6kg
三菱のモニターは故障が多いので注意。
RDT235WXの後、三菱は個人向け液晶ディスプレイ事業から撤退(2013年12月5日発表)し、技術供与としてI-O DATAに移ったのが、上述のLCD-RDT241XPBである。
DELL
D端子(D4)だけでなく、コンポーネント、コンポジットやS端子の入力も可能だが、HDMIはない。
モニターというよりはテレビなのか?
消費電力は不明だが、124Wという怪情報アリ(笑)
2006年3月の製品と古く、絶対に買ってはならないモデル。
10インチ
D端子だけでなく、コンポジット入力も可能。
関連:HDM-W10
関連:取扱説明書
だが、車内用であり、電源が特殊(DC 12/24V)でスピーカーがないのと、TNパネルなのでお察し…
D端子規格
・D1:480i(720×480ドット インターレース)
・D2:480p(720×480ドット プログレッシブ)
・D3:1080i(1920×1080ドット インターレース)
・D4:720p(1280×720ドット プログレッシブ)
・D5:1080p(1920×1080ドット プログレッシブ)
HDMI端子のないDVDプレーヤーのD端子からは、D1(インターレース)やD2(プログレッシブ)が出せるが、特に古い機種はD1のみであり、D2が出せるのはその機能がある新しい機種に限られる。
メモ
D端子からは、機器に寄るがD5(1080p)まで出せるが、HDMIとは違い音声は通らないので、別途音声接続が必要。
D端子には接点が多く、接触不良になりやすい。
繰り返しになるが、液晶モニターは
・中古品は輝度が下がり発色も劣化している
・消費電力大(=電気代高)
・重い
なので、無理に古いモニターを買うよりは、HDMI端子のあるDVDプレーヤーを入手し、新しい液晶モニターを使った方が良い。
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