[SONY] TXD-R11とTXD-RE210の比較 [CD+カセットデッキ一体モデル]

2022年10月29日



CDとカセットが一体となったデッキ。

カセット部はガチャガチャメカであり、ワウ・フラッターも歪率も高く、クオリティーは高くないが、接続なしにCDをカセットに録音でき便利なので、令和時代でも需要はあるだろう。

発売年と価格

・TXD-R11(1995年) 37,000円
TXD-RE210(1997年) 40,000円

2年差で、価格が3千円上がっている。

掲載カタログ

・TXD-R11:[SONY] カセットデッキ/DATデッキ 総合カタログ [1996年10月]

・TXD-RE210:[SONY] Hi-Fiオーディオ 総合カタログ [2001年6月]

外観

TXD-R11_カタログ
↑TXD-R11

TXD-RE210_カタログ
↑TXD-RE210

動画


↑TXD-R11


↑TXD-RE210

CDプレイヤー部

両機とも同じ。

周波数特性:2Hz-20kHz ±0.5dB

全高調波歪率:0.007%以下(EIAJ)

ダイナミックレンジ:95dB以上(EIAJ)

ワウ・フラッター:測定限界(±0.001%W Peak)以下

カセットデッキ部

両機とも同じ。

ヘッド:消去×1 録再×1
モーター:DCサーボモーター×1 DCモーター×1

SN比
・57dB(EIAJ、ドルビーNR off、メタルテープ)
・73dB(ドルビーNR C、ピークレベル、メタルテープ、聴感補正)

周波数特性
・30Hz-18kHz ±3dB(EIAJ、-20dB録音、メタルテープ)
・30Hz-13kHz ±3dB(-4dB録音、メタルテープ)

ワウ・フラッター:±0.14%Wpeak 0.08%WRMS

歪率(EIAJ):1.8%(第3次高調波歪率、基準録音レベル250nWb/m、315Hz正弦波、メタルテープ)

共通部

高さが異なる。

消費電力:20W

外形寸法
・TXD-R11:幅430x高さ125x奥行280mm
・TXD-RE210:幅430x高さ120x奥行280mm

重量:4.5kg

ドルビーNR

両機とも、B/C搭載。

マルチAMS

両機とも、前後30曲まで。

サウンドフォーカス機能

両機とも搭載。

フェーダーボタン

両機とも搭載。

ヘッドホン端子

両機ともあり、音量調整も可能。

入出力(アナログ)端子

両機とも同じ。

・テープ:入力と出力
・CD:出力

光デジタル出力

・TXD-R11:なし
・TXD-RE210:あり

TXD-RE210には光デジタル出力端子があるので、MD(MiniDisc)などに接続できる。

リモコン

・TXD-R11:RM-J803
・TXD-RE210:RM-J830

TXD-RE210の仕様

TXD-RE210の仕様

TXD-RE210は、シングルデッキであるTC-RX300や、ダブルデッキであるTC-WE475等と並び、最後期のデッキなので、SONYのサイトにもまだ掲載はされている。

関連:[SONY] カセットデッキの最終モデル [標準サイズ]

TXD-RE210_TC-RX300_TC-WE675_TC-WE475_TC-TX21_TC-KA3ES

関連:コンパクトディスク・カセットデッキ / TXD-RE210 (SONY)

製造打切年等

TXD-R11
・製造打切年:1997年12月
・補修用性能部品保有期間:6年
・修理対応終了年:2003年12月

TXD-RE210
・製造打切年:2003年3月
・補修用性能部品保有期間:8年
・修理対応終了年:2011年3月

両機とも修理対応終了年から10年以上経過しており、SONYは修理を受けない。

関連:[SONY] 製造打切年/補修用性能部品保有期間/修理対応終了年 [オーディオ]

見た目以外の主な差異

・TXD-RE210は高さが5mm低い。
・TXD-RE210には光デジタル出力がある。

どちらを選ぶか

上記のように、差異は少ない。

光デジタル出力が必要なら、TXD-RE210となる。

個人的には、TXD-RE210は見た目的にダメなので、TXD-R11を選ぶかな?

入手性は、TXD-RE210の方が若干だが易しい模様。

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関連:[SONY] カセットデッキの修理について [サービスセンター]



Posted by nakamura