[SONY] TXD-R11とTXD-RE210の比較 [CD+カセットデッキ一体モデル]
CDとカセットが一体となったデッキ。
カセット部はガチャガチャメカであり、ワウ・フラッターも歪率も高く、クオリティーは高くないが、接続なしにCDをカセットに録音でき便利なので、令和時代でも需要はあるだろう。
発売年と価格
・TXD-R11(1995年) 37,000円
・TXD-RE210(1997年) 40,000円
2年差で、価格が3千円上がっている。
掲載カタログ
・TXD-R11:[SONY] カセットデッキ/DATデッキ 総合カタログ [1996年10月]
・TXD-RE210:[SONY] Hi-Fiオーディオ 総合カタログ [2001年6月]
外観
↑TXD-R11
↑TXD-RE210
動画
↑TXD-R11
↑TXD-RE210
CDプレイヤー部
両機とも同じ。
周波数特性:2Hz-20kHz ±0.5dB
全高調波歪率:0.007%以下(EIAJ)
ダイナミックレンジ:95dB以上(EIAJ)
ワウ・フラッター:測定限界(±0.001%W Peak)以下
カセットデッキ部
両機とも同じ。
ヘッド:消去×1 録再×1
モーター:DCサーボモーター×1 DCモーター×1
SN比
・57dB(EIAJ、ドルビーNR off、メタルテープ)
・73dB(ドルビーNR C、ピークレベル、メタルテープ、聴感補正)
周波数特性
・30Hz-18kHz ±3dB(EIAJ、-20dB録音、メタルテープ)
・30Hz-13kHz ±3dB(-4dB録音、メタルテープ)
ワウ・フラッター:±0.14%Wpeak 0.08%WRMS
歪率(EIAJ):1.8%(第3次高調波歪率、基準録音レベル250nWb/m、315Hz正弦波、メタルテープ)
共通部
高さが異なる。
消費電力:20W
外形寸法
・TXD-R11:幅430x高さ125x奥行280mm
・TXD-RE210:幅430x高さ120x奥行280mm
重量:4.5kg
ドルビーNR
両機とも、B/C搭載。
マルチAMS
両機とも、前後30曲まで。
サウンドフォーカス機能
両機とも搭載。
フェーダーボタン
両機とも搭載。
ヘッドホン端子
両機ともあり、音量調整も可能。
入出力(アナログ)端子
両機とも同じ。
・テープ:入力と出力
・CD:出力
光デジタル出力
・TXD-R11:なし
・TXD-RE210:あり
TXD-RE210には光デジタル出力端子があるので、MD(MiniDisc)などに接続できる。
リモコン
・TXD-R11:RM-J803
・TXD-RE210:RM-J830
TXD-RE210の仕様
TXD-RE210は、シングルデッキであるTC-RX300や、ダブルデッキであるTC-WE475等と並び、最後期のデッキなので、SONYのサイトにもまだ掲載はされている。
関連:[SONY] カセットデッキの最終モデル [標準サイズ]
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製造打切年等
TXD-R11
・製造打切年:1997年12月
・補修用性能部品保有期間:6年
・修理対応終了年:2003年12月
TXD-RE210
・製造打切年:2003年3月
・補修用性能部品保有期間:8年
・修理対応終了年:2011年3月
両機とも修理対応終了年から10年以上経過しており、SONYは修理を受けない。
関連:[SONY] 製造打切年/補修用性能部品保有期間/修理対応終了年 [オーディオ]
見た目以外の主な差異
・TXD-RE210は高さが5mm低い。
・TXD-RE210には光デジタル出力がある。
どちらを選ぶか
上記のように、差異は少ない。
光デジタル出力が必要なら、TXD-RE210となる。
個人的には、TXD-RE210は見た目的にダメなので、TXD-R11を選ぶかな?
入手性は、TXD-RE210の方が若干だが易しい模様。
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