[SONY] ES機の電解コンデンサの液漏れについて [カセットデッキ]

2022年1月12日

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DDモーター基板

ES機のDirectDriveMotor(DDモーター)基板には、2個の表面実装型コンデンサが付いているが、これが液漏れする。

下の写真の中央、白い軸受けの左右にあるのが、それである。

ES機の電解コンデンサ

16V 10μF が2個

電解液が漏れて、基板が損傷を受ける。

ESシリーズでは、ESLがダメージが最も大きい模様。

損傷により基板のパターンが切れて不動となるので、パターンを追って別の場所にコンデンサを取り付ける必要が出てくる。

液漏れしていなくても、漏れるとダメージが大きいので、交換しておくのが良い。

アルミ電解コンデンサで交換するのが安価だが、タンタルコンデンサやセラミックコンデンサ等の固体型にするのもスマート。

・アルミ電解コンデンサ:極性あり
・タンタルコンデンサ:極性あり(印のある方がプラス)
・セラミックコンデンサ:極性なし

側面からハンダ付けできるようなチップコンデンサを選ぶこと。

固体型のサイズ表記:1206(inch)=3216(mm)=3.2mm×1.6mm

このサイズのタンタルコンデンサ(16V 10uF)。

1206(inch)=3216(mm)=3.2mm×1.6mm
↑黒い印のある方(左側)がプラス

LCR-T4(電子部品テスター)でのチェック結果。

タンタルコンデンサのチェック結果

10μFに対して15μFと、静電容量が1.5倍と大きいが、テスターの誤差かは不明。

TC-K222ESJに対し、これを2個使用したが、動作には問題なかった。

アルミ電解コンデンサとの大きさ比較。

アルミ電解コンデンサとの大きさ比較
↑上から50V 10μF、25V 10μF、16V 10μF

一番上のアルミ電解コンデンサでも接触なく取り付けられるが、固体型にすると、以下のようにスマートになる。

タンタルコンデンサ
↑黒い印のある方(左側)がプラス

元の表面実装型のコンデンサを除去する場合は、ハンダが外れにくいので、ニッパーでコンデンサを縦に切って破壊し、上部を除去、

コンデンサ破壊

パターンが剥離しないよう注意して台座と足を除去する。

パターン上のハンダ

パターン上のハンダを除去し、ハンダ吸取線とパーツクリーナーでクリーンな状態にしてから、新しいコンデンサを取り付ける。

クリーンな状態

固体型を付ける場合は、片方をハンダで仮固定し、もう片方をハンダ付け、仮固定の方をハンダ付けする。

オーディオ基板

ESGは、オーディオ基板のELNA(エルナー)製電解コンデンサが液漏れするので、交換が必要。

手間がかかるので、ES機を入手するならESJ以降がよい。

関連:[SONY] ESシリーズの変遷と比較(ESG→ESL→ESA→ESJ→KA*ES) [カセットデッキ]

関連:TC-K222ESJ(1993年発売)



2022年1月12日

Posted by nakamura