[SONY] XO-3(1982年) [デッキレシーバー]

2022年12月8日

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1982年に発売された、ステレオ・デッキレシーバーである、XO-3(エックス・オー・スリー)について。

XO-3_カタログ
↑XO-3(1982年) 59,800円

チューナー+アンプは「レシーバー」と呼び、カセットも加わると、「デッキレシーバー」となる。

ナウなヤング(死語)の間でブーム(同)のエアチェック(同)も、これ単体で可能だ。

1982年(昭和57年)のイベント

・SONYが世界初のCDプレーヤー「CDP-101」発売(1982年10月1日)

CDP-101_カタログ
↑CDP-101 168,000円

・鈴木善幸首相退陣表明→中曽根康弘へ
・「森田一義アワー 笑っていいとも!」放送開始(→2014年3月31日放送終了)
・ホテルニュージャパン火災
・NECが「PC-9801」発売
・東北新幹線 大宮駅-盛岡駅間開業
・国鉄のリニアモーターカーが世界初の有人浮上走行実験に成功
・中央自動車道が全線開通
・米映画「E.T.」日本で公開
・森永製菓「おっとっと」発売
・電電公社がカード式公衆電話を設置、同時にテレホンカードも発売(電電公社は1985年4月1日に民営化されNTTへ)

・あみん「待つわ
・岩崎宏美「聖母たちのララバイ
・細川たかし「北酒場
・松田聖子「赤いスイートピー
・忌野清志郎+坂本龍一「い・け・な・いルージュマジック
・嶋大輔「男の勲章
・中森明菜「少女A
・高樹澪「ダンスはうまく踊れない

短波対応

チューナー(ラジオ)は、FM/AMだけでなく、短波も受信可能!

背面型式_XO-3

AMは、機器上ではMW(中波)と表記されているのが、時代を感じる。

特長

ローブースト/ハイブーストのサウンドプレイ。
3バンドのデッキレシーバー。

録音は簡単なワンタッチレコーディング、常に適正レベルになる自動レベル録音機構採用。

通常のFM/AMバンドに加え、短波も受信可能な3バンドチューナー部。

デッキ操作は軽快なソフトタッチオペレーション。

3ポジションオートテープセレクター。

ハイブースト、ローブースト回路。

動画


↑これは海外仕様機なので、FMが88-108MHzとなっている。

掲載カタログ

関連:[SONY] カセットデッキ 総合カタログ [1982年5月]

関連:[SONY] カセットデッキ 総合カタログ [1982年8月]

関連:[SONY] カセットデッキ 総合カタログ [1982年11月]

状況

電源は入り、モーター音がする。

モードを切り替えると、LEDも点灯する。

(前面にヘッドホンをつなぐ)

AMは受信できることがあるが、1局程度しか入らず、音が非常に小さい。

また、受信後に周波数を変え、再度戻すと、受信できない。

モーターは常時回転しているので、モーター音がする。

AUX(外部入力)は、音が聴こえるが、非常に小さい。

ということで、現状では、全く使い物にならない(=ゴミ)。

前面

モードは、

モードボタン_XO-3

・TAPE
・PHONO(レコード)
・FM
・MW
・SW
・AUX/TV

で、ボタンを押し込む方式。

ボタンを押すと、他のボタンが戻るヤツね。

テープの操作は、ガッツリ押し込むものではないが、多少押し込む方式。

テープ操作ボタン_XO-3

リバース機構はなく、片方走行。

ヘッド_XO-3

テープ窓は光らない。

テープ窓_XO-3

ドルビーNRのBタイプを搭載。

ドルビーNR_XO-3

ローブースト(低音強調)とハイブースト(高音強調)機能あり。

テープ種別(ノーマル/クロム/メタル)は自動選択(オートテープセレクター)。

ヘッドホン端子あり、音量調整可能。

背面

アンテナ端子

アンテナ端子_XO-3

FMは75Ωと300Ωに対応。

中波用のフェライトバーアンテナの長さは、約12cmで、多少可動する。

スピーカー端子

スピーカー端子_XO-3

インピーダンス:8-16Ω

入出力端子

入出力端子_XO-3

・プレーヤー(入力)
・予備/テレビ(入力)
・テープレコーダー(出力)

非連動のコンセント(250W以下)が1ツある。

非連動のコンセント_XO-3

内部(表)

基板表面_XO-3

ホコリだらけ!

基板表面_XO-3

基板表面_XO-3

天板に放熱用のスリットが開いているので、そこから入ったものである。

基板表面_XO-3

修理よりも先に、基板を取り出してホコリを除去するのが先?

前面のモードボタンより伸びる、スイッチのバー。

スイッチのバー_XO-3

カセット部は、フライホイールの平ベルトが溶けて切れているので、動作しない。

平ベルト切れ_XO-3

もう片方の角ベルトは生きているようだが。

フライホイールにひび割れが見られる。

フライホイールのひび割れ_XO-3

フライホイールのひび割れは、新しい機種にも発生している。

関連:[SONY] フライホイールの劣化(ひび割れ) [カセットデッキ]

モーター
 マブチ EG-510ED-2B
 12V 2400rpm CCW(反時計回転)

モーター_XO-3

モーターの背面に、速度調整の穴は見当たらない。

モーター_XO-3

チューナーのチューニングは糸掛け式。

糸掛け式_XO-3

本体の右側面に、糸が通っている。

ヒューズは切れていなかった。

ヒューズ_XO-3

1.25A、125V、1本。

内部(裏)

底板が外せるようになっているので、基板裏面へのアクセスは容易。

基板裏面_XO-3

基板全域に渡り目視チェックをするも、ハンダ割れは見つからず。

基板裏面に部品が付いている箇所もある。

基板裏面_XO-3

パターンに沿ってハンダが盛られている箇所が複数ある。

基板裏面_XO-3

順序

AUX入力からの音も小さいということで、まずはここから着手することになろう。

その次は、カセット部。

最後にチューナーだが、上述した不穏な振舞もあり、ここ(チューナー)は困難を極めそう。

Q902の3本脚の発熱が少ないので、まずはこれが怪しいと思われるが…

Q902_XO-3

ヒートシンクにネジ止めされ、放熱対策がされているということは、発熱が多い部品のはずだが、明らかに発熱が少ない。

Q902_XO-3

三洋のトランジスタ(2SB507)かと思われる。

仕様

チューナー部:受信周波数
・FM:76-90MHz
・MW:522-1602kHz
・SW:3.9-9.8MHz

アンプ出力:20W+20W(EIAJ)

外形寸法:幅430x高さ120x奥行345mm

重量:6.9kg

消費電力:45W

製造打切年等

・製造打切年:1982年12月
・補修用性能部品保有期間:8年
・修理対応終了年:1990年12月

修理対応終了年から30年以上経過しており、SONYは修理を受けない。

関連:[SONY] 製造打切年/補修用性能部品保有期間/修理対応終了年 [オーディオ]

兄弟機

XO-5_カタログ
↑XO-5(1982年) 79,800円

FM/AM/SW

デッキ部は、2モーター・フルロジックのファインフェザータッチ・オペレーション。
メタルテープを含む3ポジションのオートテープセレクター、自動レベル録音機能(ALC)、巻き戻しが完了すると再生状態に移行するオートプレイ機構、一定の無録音部分が簡単に作れるオートスペース機構など、4つのオート機構を装備。
アンプ部は、余裕あるパワー(実効出力20W+20W)。
チューナー部は、プログラムの領域を広げるFM/AM/SWの3バンド。
その他、タイマースタンバイ・スイッチ、マイクミキシング回路、ドルビーNR・Bタイプ、プレーヤー入力端子などを装備。
外形寸法:幅430x高さ105x奥行400mm
重量:8.1kg


↑XO-5

1982年5月のカタログで「新製品」。

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XO-7_カタログ
↑XO-7(1982年) 105,000円

FM/AM プリセット可能

XO-5のグレードアップモデルだが、短波には非対応

リニア電子カウンター搭載のデッキ部。
FM・AM各7局計14局プリセット機構付きクォーツロック・デジタルシンセサイザー方式のチューナー部、さらにパワフル(実効出力34W+34W)になったアンプ部。

外形寸法:幅430x高さ105x奥行395mm
重量:9.1kg


↑XO-7

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XO-1001_カタログ
↑XO-1001(1982年) 128,000円

FM/AM プリセット可能

世界初のバーコードリーダー方式のプログラムタイマーを搭載。
タイマーは、インプットシートを擦るだけでOK。

FM・AM各8局のプリセットが可能。

1982年5月のカタログで「新製品」。

関連:[SONY] トランジスタ(2SD809)の故障 [TC-R502]

関連:[SONY] トレイが開かない(ヒューズ抵抗) [TC-RX70]



2022年12月8日

Posted by nakamura