[KENWOOD] アジマス調整時の思わぬ障害 [X-VH7]

2022年10月16日



先日報告したように、
緩み止め剤を入手したので、

アジマスがズレているであろう
X-VH7の調整に着手する。

自己録再でも音がダメという、
意味不明な機体。

なので、かなりズレていると思われる。

ケースを開け、メカ部が見えている
状態にすると、穴が2つある。

再生中に、この穴から
ドライバーを入れて調整できるが、

緩み止め剤が特盛状態なので
ネジを回すことができない!

面倒だが、さらに分解し、
メカ部を取り出し、ヘッドガードも外す。

特盛が、ネジ穴を塞いでいる!

これでは回せないので、
ペンチで強引に回してネジを外し、

極細のマイナスドライバーで
ネジ穴を掘る作業。

緩み止め剤はかなり固いが、
パーツクリーナーを付けると
多少柔らかくなった感。

多少掘れたか…

特盛除去後、市販の
(最初から音楽が入っている)
音楽テープを使い、調整する。

正方向
逆方向

で、正方向は調整OKだが、

逆方向はネジ穴(プラスチック)が
バカになり、固定できない罠!

仕方ないので、ネジの軸に
緩み止め剤を塗布し穴に入れ、

しばらく放置し、隙間が固まって
抵抗が得られるまで待つ。

ネジは金属だが、
穴はプラスチックなので、
固まるのに時間を要する。

調整後、ネジ頭部根元に
緩み止め剤を付け、固定した。

まぁ、音は調整前よりは
良くなったが、何か物足りないね…

LINE OUTに直接ヘッドホンをつないでおり、
音量を大きくできない上に、

ヘッドホンアンプがないから?

アンプを経由すると、
迫力ある音になるのかもしれない。

というか、本機(X-VH7)は、
本来、単体で使うのではなく、
アンプとセットで使うデッキなのだ…

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X-VH7で録ったテープを、他のデッキで再生したが…
・RecLevelが低い(X-VH7はRecLevel調整不可)
・高音不足(X-VH7はキャリブレーションなし)
という、なんともパッとしない結果。

関連:3M TL90J(後浸透,中強度,超低粘度)

X-VH7は単体でも使えるが、ヘッドホン端子やボリュームがなく、基本的にはアンプ(VH-7PC)とセットで使う製品。

関連:X-VH7(カセットデッキ) 1999年7月発売 – KENWOOD

関連:RD-VH7(アンプ+CD+チューナー) 1999年7月発売 – KENWOOD

関連:DM-VH7(MDレコーダー) 1999年7月発売 – KENWOOD

関連:LS-VH7(スピーカー) 1999年7月発売 – KENWOOD

関連:カセットデッキのアジマス調整の方法



Posted by nakamura