[SONY] TC-RX77(1991年発売) レビュー [カセットデッキ]

2022年1月5日

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動作動画

関連:[SONY] TC-RX77(1991年発売) [39,800円]

TC-RX77

・発売:1991年:CHAGE and ASKA「SAY YES
・価格:39,800円
・メカデッキ:TCM-200R6
・キャプスタンモーター:MMI-6S2LK
・ヘッド:PC-OCC巻線レーザーアモルファスヘッド
・大きさ:幅430x高さ123x奥行300mm
・重量:4.7kg
・消費電力:16W

TC-RX70(1990年)の翌年に登場したオートリバース機、価格は据え置き。

TC-RX77_カタログ

メカ部は向かって左。

前面パネル

・TIMER
・DIRECTION
・COUNTER(RESET/MEMORY)
MPX FILTER
・REC LEVEL
・BALANCE
・BIAS
・DOLBY NR(B/C)
・MICROPHONE(L/R)
・DISPLAY MODE
・FADER
ARL(Auto Rec Level)
・HEADPHONES
・PHONE LEVEL(音量調整可能)

背面

・LINE IN(L/R)
・LINE OUT(L/R)

解説

操作ボタンの表面が丸みを帯び、前機種(TC-RX70)の古いデザインから脱却。

BIAS調整が可能になった。

ヘッドホン端子の音量調整が可能になった。

ヘッドがPC-OCC巻線レーザーアモルファスヘッドに変更された。

関連:[SONY] LC-OFC/PC-OCC巻線レーザーアモルファスヘッド [カセットデッキ]

動作状況やテープ種別はFL管内に格納され、操作ボタン上部のLEDは廃止された。

TC-RX70では引き込み式だったカセットホルダーが、引き込み式ではなくなった。

CASSETTE STABILIZER_TC-RX70
↑TC-RX70の、カセットホルダーの引込機構

双方とも「CASSETTE STABILIZER」とあり、同じように見えるが…

TC-RX70とTC-RX77
↑(左)TC-RX70とTC-RX77(右)

TC-RX70にはあった引込機構が、TC-RX77にはない!

TC-RX70とTC-RX77_裏面
↑(左)TC-RX70とTC-RX77(右)

カセットホルダーの材質も、単なるプラスチック。

TC-RX77のカセットホルダー

そのためか、他機種とは異なり、カセットホルダーのヒンジ部の固定に金属凸部材とワッシャーが使われていない。

TC-RX77のカセットホルダーのヒンジ部

単なるプラスチックの凸なので、分解の際には注意しないと、カンタンに折れてしまうので注意。

底面の脚が、スポンジのないものに変更されたが、

TC-RX70の脚とTC-RX77以降の脚
↑(左)TC-RX70の脚とTC-RX77以降の脚(右)

ロットによっては、TC-RX70の脚が使われているものがある。

側面のゴム(振動対策)がなくなった。

背面に電源ケーブルを束ねるための輪が付いた(TC-RX79以降も継続)。

背面の輪
↑プラスチック製の輪(モデルによっては黒い輪もある)

LINE IN/OUT端子が、背面左下部に移動。

AMS(オートマチックミュージックセンサー)は、TC-RX70同様、前後1曲。

ダンパーは、TC-RX70同様、緑色。

DAMPER_GREEN
↑3-712-786-01 DAMPER, OIL

TC-RX70と比べ、消費電力が5W減少(21W→16W)。

相変わらず、端子(ヘッドホンとマイク)は金メッキではない。

引込機構廃止やゴム省略等、メカが新しくなった直後のTC-RX70に比べ、各所にコストダウンが見られる。

その一方で、FL管の刷新やPHONE LEVELの追加など、使い勝手は上がっている。

カセットリッド

TC-RX77のカセットリッド

上述のように、ヘッドが変更となったため、前機種のTC-RX70では「LASERAMORPHOUS HEAD」の前にあった「LC-OFC」の表記が、TC-RX77では消えた。

関連:[SONY] LC-OFC/PC-OCC巻線レーザーアモルファスヘッド [カセットデッキ]

FL管(蛍光表示管)

TC-RX70に比べ、格段に大きくなり、情報量も増えた。

FL管_TC-RX77

LEDで管外表示であった、テープ種別や動作状況が、FL管内に入った。

関連:FL管(蛍光表示管)について

内部

TC-RX77の内部

リサジュー図形

アジマス調整後のリサジュー図形。


関連:カセットデッキのアジマス調整の方法

関連:カセットデッキのアジマス調整用ネジの場所

海外機

・TC-RX77ES

TC-RX77_TC-RX77ES

ES付きの方が、メタルテープ時の周波数特性が良い。

・TC-RX77:25Hz-19kHz ±3dB, IEC
・TC-RX77ES:20Hz-20kHz ±3dB, IEC

TC-RX470やTC-K470といった、TC-RX77の派生モデルが、海外には存在する。

関連:[SONY] 海外モデルについて [カセットデッキ]

後継機

関連:TC-RX79(1992年発売)

関連:[SONY] TC-RXシリーズの変遷と比較 [オートリバース機]



2022年1月5日

Posted by nakamura