[Quansheng] UV-5R PLUSの入手レビュー [受信機]
(2024年11月)
先月のUV-K5(8),UV-K5(99)=UV-K6に続き、UV-5R PLUSを入手した。
関連:[Quansheng] UV-K5(8),UV-K5(99),UV-K6の入手レビュー [受信機]
UV-5R PLUSはUV-K5系統の亜種であり、外観等の一部を除き、ほぼ同じである。
但し、型式が類似しているBAOFENGのUV-5Rは、全くの別物なので注意!
↑BAOFENG UV-5R
初期バージョン
開封直後のバージョンは、写真のように「WELCOME」の下に何も表示されず不明。
他機の場合は、以下のような表示があった。
・UV-K5(8):v1.0
・UV-K5(99):OSFW-bd90ca3
UV-K5系統との違い
外観の違いは、写真の通り。
↑(左)UV-5R PLUS と (右)UV-K5(8)
M(メニュー)ボタンとEXITボタンが色付きになっているが、ボタンの数や配置は同じである。
本体前面下部に「UV-5R PLUS」とある。
液晶の大きさも同じだが、バックライトが青色である。
↑EGZUMER導入後
UV-K5(8)とUV-K5(99)=UV-K6は橙色、UV-K5(無印)は白色である。
液晶を交換すると色を変えることも可能だが、フィルムケーブルのハンダ付けなので面倒。
電源兼音量ツマミが真っ黒なので、音量が見た目では判断しにくい。
↑(左)UV-5R PLUS と (右)UV-K5(8)
これも、引っこ抜けは交換可能?
バッテリー容量が2200mAhである
UV-5R PLUSのバッテリー容量は、2200mAhである。
UV-K5系統は1600mAhなので、137%の容量増加であるが、その分、厚みと重量が増している。
↑2200mAh品:118g(クリップなし)
↑1600mAh品:82g(クリップなし)
明らかに仕様が異なるのに、バッテリーの型式が同じ「BPK5」であるというのは、中国四千年の歴史の成せる技(ワザ)である。
↑(左)2200mAhと(右)1600mAh
クリップや充電台は、同じものが使える。
↑(左)2200mAhと(右)1600mAh
1600mAh品をUV-5R PLUSに付けることは可能だが、2200mAh品をUV-K5系統に付けることはできない。
バッテリーの形状が異なるのがその理由であるが、2200mAh品にある突起を削れば、UV-K5系統にも装着が可能となる?
2200mAh品を1600mAh機に付けた場合、本体の設定(EGZUMER v0.22)の隠しメニューである68番「BatTyp」を、2200mAhに設定すること。
関連:[Quansheng] UV-K5系受信機の編集ソフトと本体の設定 [CHIRP_EGZUMER]
隠しメニュー(61番以降)は、PTTボタンとF1ボタンを押しながら電源を入れると出現する。
USB-C端子がない
UV-K5系統にはUSB-C端子があり、USB-Cケーブルでの充電が可能だが、UV-5R PLUSには、USB-C端子がない。
上の写真のように、カバーを開けても何もない。
バッテリー容量が増えてPros(メリット)が増したのに、USB-CがなくCons(デメリット)が増えており残念!なのだが、朗報なのだろうか、次項参照。
UV-5R PLUSの8W品
それにはUSB-C端子が備わっているという裏情報。
明らかに仕様が異なるのに同じ型式であるというのは、中国四千年の歴史の成せる技(ワザ)である。
各種割引要素(クーポンやコイン等)の状況にもよるが、2024年11月18日に於ける当方の環境の場合、5W品が2,500円(各種割引適用後)、8W品が3,000円(同)と、500円程度の差であった。
大容量バッテリーかつUSB-C充電が欲しいなら、最初から8W品を選ぶのも手だろう。
明らかにUSB-C充電対応と書いてある。
8Wかは怪しいが、日本では送信不可なので問題はないだろう。
USB充電の環境が整っているのなら、USB充電の方が圧倒的に楽だし、モバイルバッテリーがあれば、出先でも充電できるからね。
3800mAh?
調査を進めたところ、バッテリー容量が「3800mAh」と書いてあるものを発見。
関連:UV-5R PLUS 8W 3800mAh with USB-C
「3800mAh」かつ「USB-C」ならオトクだが、どうも怪しいな…
互換品のバッテリーで、3800mAhのものは存在するようだが…
その内「88800mAh」とか、
「99900mAh」とかが出てきそうな雰囲気がするのは、
中国四千年の歴史ゆえである。
集めるものではない(笑)
QuanshengのUV-K5、今までに以下の3台を入手したので、
・UV-K5(8):1600mAh,USB-C有
・UV-K5(99)=UV-K6(赤):1600mAh,USB-C有
・UV-5R PLUS(5W):2200mAh,USB-C無
↑左から UV-K5(8)、UV-K5(99)=UV-K6、UV-5R PLUS の順
色違いや8W品を除けば、後(あと)はUV-K5(無印)を手に入れれば、一応は完遂したことになるが、
↑UV-K5(無印)
Quanshengのロゴが目立ちすぎて格好悪いのよね…
# SONYのロゴでも貼るかね(笑)
UV-5R PLUSを、USBプログラミングケーブルを使ってパソコンと接続し、有志が作成したファームウェア(EGZUMER v0.22)を導入するのも、UV-K5系統と全く同じなので、詳細は以下記事で。
関連:[Quansheng] UV-K5系受信機の送信禁止化 [EGZUMER]
バックライトの色
上述のように、本機(UV-5R PLUS)のバックライトの色は青である。
電池の持ちを良くするため、待受状態の時にはバックライトの光量を落とし、受信するとバックライトが光り、終わると再びバックライトの光量を落とすような設定にすることがある。
以下は、EGZUMER v0.22を適用した場合の設定と番号である。
・BackLT(36番):操作及び受信終了後に光量を落とすまでの時間(最低5秒)
・BLMin(37番):0(オフ)-9(最大)までの10段階
・BLMax(38番):1-10(最大)までの10段階
・BltTRX(39番):TX/RXまたはRX
バックライトが橙の機種と比べると、青の機種は、光量を落とした時の明るさが暗いように感じるので、BLMinとBLMaxを上げると良い。
・BackLT(36番):5秒
・BLMin(37番):2(橙)、5(青)
・BLMax(38番):5(橙)、10(青)
省電力のためだからと言って、BLMinを下げ過ぎると、暗い環境だと、電源が入っているかどうか分からなくなってしまう。
関連:[Quansheng] UV-K5系受信機の編集ソフトと本体の設定 [CHIRP_EGZUMER]
関連:[Quansheng] UV-K5系受信機の使い方や注意点 [EGZUMER]
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