[SONY] MDデッキの再生が歪(ひず)む現象 [MDS-S37/MDS-S38]
2021年11月末現在、SONYのMDデッキであるMDS-S37とMDS-S38を使っているが、
↑MDS-S37(1996年)
↑MDS-S38(1997年)
関連:[SONY] MDS-S37のレビュー [MiniDisc]
関連:[SONY] MDS-S38のレビュー [MiniDisc]
両機とも、再生音が歪(ひず)む。
長く再生していると、歪みがひどくなってくる感がある。
歪むのは、LINE OUTとヘッドホン出力であり、光デジタル出力は無問題。
LINE OUTとヘッドホン出力は背面と前面であり位置は違うが、回路は近い。
劣化の可能性が高いのはコンデンサだが、メイン基板の目視では、異常は見られない。
↑MDS-S37(1996年)
↑MDS-S38(1997年)
回路を追って、より詳細に調べる必要がある。
デジタル出力は問題ないことから、メカ部にあるコンデンサは大丈夫だろうが、念のために確認する必要があろう。
メカ部にもアナログ部分があることから、調査しなければならない。
なお、外部入力のモニター(デジタル入力/LINE IN)のアナログ出力も、同様に歪む。
カセットデッキにもコンデンサが多数使われており、MDの両機よりも古い。
しかし、カセットデッキのコンデンサにはほとんど異常は見られないのだが…
予想:ELNAのコンデンサ、メカ部の表面実装コンデンサ。
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確定事項:デジタル出力では歪まない。
ディスクによってはアナログ出力が歪まないものもあるので、録音レベルの問題?
MDはコンパクトカセットとは異なりデジタル記録なので、レベルを高くしても歪みにくいが、レベル高く録音されたディスクは、コンデンサの劣化により、アナログ出力時に歪んでしまう?
イマイチ振舞が不明!
本体を分解し、メイン基板やメカ部の基板をじっくり観察するも、コンデンサには問題ないように見える。
↑メイン基板(MDS-S38)
↑メカ部基板(MDS-S38)
調査の結果、歪むのは、スピーカー側の問題?
MDデッキの出力レベルが高いため、オーディオテクニカの小型スピーカーである、AT-SP121では、小音量でも歪んでしまう。
詳細は、以下記事参照。
関連:AT-SP121(オーディオテクニカ) 小型スピーカー
関連:[ONKYO] MD-105(ミニディスクレコーダー) [MiniDisc]
関連:[SONY] CDP-S35とMDS-S37 [CD/MD]
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