[ONKYO] MD-105(ミニディスクレコーダー) [MiniDisc]

2022年1月5日

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MD-105は、ONKYO(オンキヨー)のミニディスクレコーダー。

MD-105
↑(1997年発売)

ハーフサイズである「INTEC 205 Series」の1機種である。

INTEC 205 Series
↑INTEC 205 Series

後述するように、いくつかの派生機がある。

MD-105(初代)

1997年発売、49,800円。

MINIDISC RECORDER
MD-105
MADE IN JAPAN

MDLP非対応
日本製
消費電力:12W

アナログIN×1
アナログOUT×1

光デジタルIN×2

光デジタルOUTはない。

背面に電源コンセント(非連動=常時通電)×1あり。

RI端子(ONKYO機器の制御)×2

RI(Remote Interactive)は、ONKYOの他の機器があれば、接続することで制御ができるが、RIケーブルなどない!という場合は、以下のような、3.5mmモノラルケーブルで代用可能。

モノラルケーブル

関連:ELECOM ミニプラグケーブル 1.0m DH-PP10

関連:フジパーツ ミニプラグケーブル 1.0m FVC-324-1m

モノラルではなく、ステレオケーブルじゃダメなのかって?

対応リモコン:RC-347S(単三×2本)

KENWOODのAvinoシリーズとは異なり、リモコンがなくても、本体だけで消去(Erase)が可能。

幅は205mmと、280mmのMDS-S37(SONY)などに比べても狭いが、奥行きはMDS-S37に比べ若干長いので、設置場所に注意。

また、ヘッドホン端子やボリュームはないので、別途アンプやスピーカーが必要。

以下のようなRCAの変換で、ヘッドホンが使えないこともないが。

RCAの変換

関連:3.5mm to 2RCA

この手の変換は、向きがないのでどちら向きでも使える。

よくある不良

ディスクを入れても「Eject」と表示されて排出される不良は、ゴムローラーが滑るのが原因。

ゴムローラー_MD-105
↑中央右手前がゴムローラー

ゴムローラーをエタノール等で掃除し、摩擦を回復させると解決するが、ゴムが固くなっている場合は、ヤスリで表面を削るなどの対策が必要だろう。

こんな脆弱な機構を採用するONKYOは、上場廃止で当然である。

当然、ピックアップのレンズも掃除しておく。

メカエラー(Mecha Error)が発生する場合は、MD検知のSWの接触不良なので、接点復活剤で処理しておく。

接点復活王

関連:接点復活王(ポリコールキング,サンハヤト)

このSWが不良になると、ディスク抜いても入っていると認識され、ディスクが入らなくなる(表示は「Eject」「Mecha Error」「No Disc」)。

スライド機構がスムーズではない場合は、グリスの固着が原因なので、除去し、新しいグリスを塗布しておく。

シリコングリースメイト

関連:シリコングリースメイト ペースト

本機は、上述のように、ギアではなくゴムの摩擦でディスクを出し入れしているので、スライド時の抵抗が増せば、スグに出し入れ不可となってしまうのだ。

こんな脆弱な機構を採用するONKYOは、上場廃止で当然である。

「TOC Error」と出て排出される場合は、アレを回して、ピックアップレーザーを調整するか。

調整では直るとは限らないし、再生できても録音できなかったり、直ってもスグにダメになるだろう。

MD-105(初代)は、ネットオークションでもよく見られ、以前はハードオフ等で400円以下で売られることが多かったようだが、今はもっと出さないとダメ?

悪名高いシャープのユニットを採用、PUも同じく悪名高いシャープのそれを採用、出回っている機の大半が「Mecha Error」「TOC Error」「通電不可」「ディスクを入れても『NODisc』」「取り出し不可」「キーキー異音」ということからも分かるように、最悪機ということは明らかだ。

オンキヨー(大阪音響)同様、シャープ(早川電機工業)も逝ってヨシ!

実使用とするなら、SONYのMDS-S37以降の方がいいだろう。

関連:[SONY] CDP-S35とMDS-S37のレビュー [CD/MD]

MD関連の部品は既に手に入らないので、メイン機を守るための弐號機とするか、そんな感じの機種だ。

ピックアップ

本機のピックアップは、SharpのH8173AFZZのはずだが、載っていたのは「HPM300」。

HPM300_MD-105
↑HPM300

交換されてる?

本機のピックアップには、ショートランドはないので、ハンダ除去は不要。

関連:H8173AF 光ピックアップ

関連:H8173AF 光ピックアップ

分解写真

内部_MD-105
↑右下がメカ部

メカ部基板_MD-105
↑ネジ4個で基板を外す

3モーター_MD-105
↑モーターは3個

メカ部分解_MD-105
↑PUを外すにはかなりの分解が必要

ピックアップ_MD-105
↑「HPM300」

出力調整VR_MD-105
↑出力調整は右側面

録音ヘッド_MD-105
↑録音用の磁気ヘッド

緑グリス_MD-105
↑緑グリス除去した方が良い

基板(表)_MD-105
↑基板(表)

基板(裏)_MD-105
↑基板(裏)

SW基板_MD-105
↑不良が多発するSW満載の基板

FL管_MD-105
↑FL管

FL管のパターンを見ても分かるが、斜体なのが個人的には嫌。

リモコン受光部_MD-105
↑リモコン受光部はFL管の右側にある

同一ユニット

MD-105と同じドライブ(ピックアップ含む)が使われているモデルの一部を、以下に挙げる。

ONKYO MD-185
ONKYO MD-185X
DENON DMD-800
DENON DMD-M10

当然、どの機種もMDLP非対応だ。

派生機

MD-105X(1999年,41,000円):MDLP非対応 24bit処理
MD-105AX:MDLP対応 24bit処理
MD-105TX:MDLP対応:KMS-260E
MD-105FX:Hi-MD AUDIO対応

MD-105FX
↑MD-105FX

MD-105(初代)では左下にあったREC LEVEL専用ツマミが、派生機ではなくなっている。

若干の差異はあるが、MD-105X/MD-105AX/MD-105TXの前面は似たようなものだが、Hi-MD対応で最後期のMD-105FXは変化している。

関連:MD(MiniDisc)の信頼性

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2022年1月5日

Posted by nakamura