[SONY] アイドラー動作不良→改善 [カセットデッキ]
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アイドラーを回した際に、抵抗なく軽く回ってしまうと、その場で回転してしまい、ギアに噛み合わない。
そこで、若干の抵抗を付ける。
カセットホルダーを外してアイドラーを外す。
アイドラーが載る白い面にグリスを塗布。
下の写真の反対側から打ち抜いて分解する。
白プラ黒プラ間にグリスを塗布し、軸を深めに挿して回転時の抵抗を上げる。
三ツ矢形状の金属片の先を、白プラ側に曲げて抵抗を上げるのも良。
元々、この金属片はそのために存在し、反(そ)った3本の先端で白(ギア)を黒プラ側に押し付け、抵抗を増すものだが、経年で反りがなくなり平坦となり、その役目を果たさなくなるのだ。
グリスを塗布するのは、摩耗防止のためでもある。
ギアは早送り/巻き戻しの際に高速回転するので、グリスがないと、プラ同士の摩擦で摩耗してしまうだろう。
グリスが緩いと抵抗が小さくなるため、適度なものとしてシリコングリースメイト ペーストを使用した。
プラスチックを侵さないので、このような場所にも安心して使用できる。
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