[SONY] TC-K222ESJのメンテナンス [カセットデッキ]
1993年に発売された、SONYのカセットデッキであるTC-K222ESJの件。
FL管や窓を拭くため、前面パネルに向かう。
外装を外す。
ケーブルが長く、かつ、左右に渡されているため、前モデルであるTC-K222ESAよりも、面倒な感じ。
ケーブルを解く前に、写真を撮っておこう。
前面パネルを外すには、右側基板にあるDOLBY NRやBIASのツマミを抜かないとダメだが、固くて抜けない!
ただ、FL管側の基板(左側)に行くだけなら、右側は鉄枠ごと外せばよい。
左側基板を外し、その表面と、窓内部を拭く。
喫煙環境にあった場合など、汚れている場合があるからだ。
これらが汚れていると、FL管の表示が暗く見えてしまう。
FL管の表示内容がESG/ESL/ESAに比べ圧倒的に貧弱なのは、以下に書いた通り。
タクトスイッチに不良がある場合は交換するか、接点復活剤を吹き込んでおくが、本機は不良がないので、今回は何もしない。
操作ボタンは外せるので、水洗いしても良い。
AMSの早送り/巻き戻しが押しにくい問題(※)は、設計上のものだが、この時点では対策が思い浮かばなかった。
※ 正面から奥には押しにくく、上から下げる感じで押す。
右側基板の裏が見えるので、接触不良がある場合は、接点復活剤を流し込んでおく。
仮組し、動作に問題がなければ完了。
なお、TC-K222ESLとTC-K222ESAに見られる銅板のハンダ割れだが、TC-K222ESJには銅板がないので対策不要だ。
関連:[SONY] TC-K222ESAの基板修理 [カセットデッキ]
リサジュー図形
アジマス調整前/後のリサジュー図形。
関連:[SONY] ESシリーズの変遷と比較(ESG→ESL→ESA→ESJ→KA*ES) [カセットデッキ]
関連:[SONY] 3ヘッド機対決(比較) [TC-K222ESJ,TC-K710S,TC-K700S]
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