FL管の窓(ウィンドウ)について
ウィンドウ
カセットデッキの表示部(FL管)の前にある、プラスチック製のウィンドウ。
以下の機種は、ウィンドウが共通(3-386-243-11)なので、相互交換が可能。
・TC-RX711(1993年発売)
・TC-RX715(1994年発売)
・TC-RX1000T(1994年から2003年8月まで生産)
・TC-RX2000T(2003年発売)
・TC-K700S(1993年発売)
・TC-K710S(1995年発売)
傷が入りやすい部品なので、傷が気になったら、別機を入手して交換するという方法もある。
両面テープで貼り付けているだけなので、ジワジワ剥がせば、交換は簡単だ。
色の濃さが違う
だが、実は色の濃さが違う!
以下のように、光にかざしてみると、一目瞭然。
なので、FL管そのものの明るさが同じでも、ウィンドウが異なると、見た目の明るさが異なるという事実!
さらに、濃さだけでなく、色も違う。
この濃さの差が、劣化によって生じるのか、それとも、元々異なるのか?
さらに、意図的に変えているのか、それとも、意図せずに(材質変更で)変わってしまったのか。
FL管の世代により、明るさや色が変わった場合、それに呼応してウィンドウも変え、見た目を合わせている可能性も考えられる。
FL管は劣化するものなので、徐々に暗くなっていくが、色の薄いウィンドウに変えることで、見た目の明るさを上げることが可能。
色の薄いウィンドウだと、点灯していないパターンまで見えてしまい気になるが、暗いよりかはマシ?
なお、SONY機のFL管を製造していたフタバ(双葉電子工業)は、2021年12月の受注を以て、蛍光表示管と蛍光表示管モジュール事業から撤退する。
関連:蛍光表示管および蛍光表示管モジュール事業からの撤退に関するお知らせ (双葉電子工業)
消費電力の大きいFL管は時代遅れ、液晶が主流だろうから仕方がないが、このFL管の輝きが、カセットデッキに於いては重要なのだ!
関連:[SONY] TC-RX715とTC-RX1000Tの比較 [兄弟機]
関連:[SONY] ピンチローラーの軸の劣化 [カセットデッキ]
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