[SONY] CDP-591,CDP-597,CDP-611,CDP-720,CDP-991,CDP-997,CDP-911,CDP-X333ES,CDP-X555ES,CDP-X777ES,CDP-S35,CDP-S1 [スペック比較]
SONYのCDプレーヤーの1990年以降の新デザインの機種のスペック比較。
直線的なボタン類に曲面が取り入れられ、今風となっている。
↑CDP-597(1991年)
関連:[SONY] CDP-597(1991年発売)のレビュー [CDプレーヤー]
スペック比は、主にCDP-597基準。
CDP-597からスペック的に上げるなら、CDP-720以上にする必要がある(消費電力を除く)。
CDP-591
1989年発売のCDP-590(27,800円)に比べ、デザインが大きく変わった。
↑CDP-591(1990年) 29,800円
・D/A Converter:1bit CXD2552Q
・周波数特性:2Hz-20kHz ±0.5dB
・全高調波歪率:0.003%以下(EIAJ)
・SN比:100dB以上(EIAJ) ← CDP-597に比べ-5dB(悪)
・ダイナミックレンジ:98dB以上(EIAJ)
・ワウ・フラッター:測定限界(±0.001%W.peak)以下(EIAJ)
・ヘッドホン出力レベル:10mW(32Ω)
・消費電力:10W
・外形寸法:幅430x高さ110x奥行280mm
・重量:3.7kg
CDP-597(基準)
↑CDP-597(1991年) 29,800円
五百番台の最終機であるが、価格が同じCDP-611が後継機だろう。
・D/A Converter:1bit CXD2561AM
・周波数特性:2Hz-20kHz ±0.5dB
・全高調波歪率:0.003%以下(EIAJ)
・SN比:105dB以上(EIAJ) ← CDP-591に比べ+5dB(良)
・ダイナミックレンジ:98dB以上(EIAJ)
・ワウ・フラッター:測定限界(±0.001%W.peak)以下(EIAJ)
・ヘッドホン出力レベル:10mW(32Ω)
・消費電力:10W
・外形寸法:幅430x高さ110x奥行280mm
・重量:3.7kg
関連:[SONY] CDP-597(1991年発売)のレビュー [CDプレーヤー]
CDP-611
↑CDP-611(1993年) 29,800円
その価格から、CDP-597の後継機であろうが、スペックに劣化している部分がある。
・D/A Converter:1bit
・周波数特性:2Hz-20kHz ±0.5dB
・全高調波歪率+ノイズ:0.0035%以下(EIAJ) ← CDP-597に比べ+0.0005%(悪)
・SN比:102dB以上(EIAJ) ← CDP-597に比べ-3db(悪)
・ダイナミックレンジ:98dB以上(EIAJ)
・ワウ・フラッター:測定限界(±0.001%W.peak)以下(EIAJ)
・ヘッドホン出力レベル:10mW(32Ω)
・消費電力:12W ← CDP-597に比べ+2W(悪)
・外形寸法:幅430x高さ110x奥行295mm
・重量:3.8kg
DSP(Digital Signal Processor)機能を搭載、7種類のサラウンド効果
ホール、チャーチ、ジャズクラブ、スタジアム、ダンス/ディスコ、ライブルーム、ソフト/BGM
ピックアップはKSS-240Aである。
CDP-720
前モデルは、1989年発売のCDP-790(39,800円)?
↑CDP-720(1995年) 32,000円
・D/A Converter:1bit
・周波数特性:2Hz-20kHz ±0.5dB
・全高調波歪率:0.0025%以下(EIAJ) ← CDP-597に比べ-0.0005%(良)
・SN比:113dB以上(EIAJ) ← CDP-597に比べ+8db(良)
・ダイナミックレンジ:99dB以上(EIAJ) ← CDP-597に比べ+1db(良)
・ワウ・フラッター:測定限界(±0.001%W.peak)以下(EIAJ)
・ヘッドホン出力レベル:10mW(32Ω)
・消費電力:10W
・外形寸法:幅430x高さ110x奥行295mm
・重量:4.1kg
ピックアップはKSS-213Bである。
CDP-991
1989年発売のCDP-990(49,800円)に比べ、デザインが大きく変わった。
↑CDP-991(1990年) 39,800円
・D/A Converter:1bit CXD2552Q
・周波数特性:2Hz-20kHz ±0.3dB
・全高調波歪率:0.0025%以下(EIAJ) ← CDP-597に比べ-0.0005%(良)
・SN比:113dB以上(EIAJ) ← CDP-597に比べ+8db(良)
・ダイナミックレンジ:100dB以上(EIAJ) ← CDP-597に比べ+2db(良)
・ワウ・フラッター:測定限界(±0.001%W.peak)以下(EIAJ)
・ヘッドホン出力レベル:28mW(32Ω) ← CDP-597に比べ+18mW(良)
・消費電力:14W ← CDP-597に比べ+4W(悪)
・外形寸法:幅430x高さ115x奥行340mm
・重量:4.5kg
CDP-997
↑CDP-997(1991年) 39,800円
2年後の後継機であるCDP-911よりも型式が上。
・D/A Converter:1bit CXD2561AM(CDP-597と同じ)
・周波数特性:2Hz-20kHz ±0.3dB
・全高調波歪率:0.0025%以下(EIAJ) ← CDP-597に比べ-0.0005%(良)
・SN比:115dB以上(EIAJ) ← CDP-597に比べ+10db(良)
・ダイナミックレンジ:100dB以上(EIAJ) ← CDP-597に比べ+2db(良)
・ワウ・フラッター:測定限界(±0.001%W.peak)以下(EIAJ)
・ヘッドホン出力レベル:28mW(32Ω) ← CDP-597に比べ+18mW(良)
・消費電力:15W ← CDP-597に比べ+5W(悪)
・外形寸法:幅430x高さ110x奥行355mm
・重量:4.6kg
DSP(Digital Signal Processor)機能を搭載、7種類のサラウンド効果
ホール、チャーチ、ジャズクラブ、スタジアム、ディスコ、ライブルーム、BGM
関連:[SONY] CDP-997(1991年発売)のレビュー [CDプレーヤー]
CDP-911
↑CDP-911(1993年) 39,800円
九百番台の最終機だが型式が下がっておりかつ型式が不吉(8年後)。
・D/A Converter:1bit CXD2562Q
・周波数特性:2Hz-20kHz ±0.3dB
・全高調波歪率+ノイズ:0.0025%以下(EIAJ) ← CDP-597に比べ-0.0005%(良)
・SN比:116dB以上(EIAJ) ← CDP-597に比べ+11db(良)
・ダイナミックレンジ:100dB以上(EIAJ) ← CDP-597に比べ+2db(良)
・ワウ・フラッター:測定限界(±0.001%W.peak)以下(EIAJ)
・ヘッドホン出力レベル:28mW(32Ω) ← CDP-597に比べ+18mW(良)
・消費電力:13W ← CDP-597に比べ+3W(悪)
・外形寸法:幅430x高さ110x奥行355mm
・重量:4.8kg
前モデル(CDP-997)で搭載されたDSP機能は、CDP-611(1993年)には搭載されたものの、CDP-911には引き継がれなかった。
スーパーキャパシタ
上記の900番台や、以下のES機には、CDにメモが付けられたりするが、その情報は基板上にあるスーパーキャパシタによって保持されているので、スーパーキャパシタが劣化していると記憶されなくなる。
↑CDP-997のスーパーキャパシタ(電気二重層コンデンサ)
製造から30年以上が経過しており既に劣化しているので、記憶に係る機能を使うのであれば、スーパーキャパシタを交換しよう。
同じく局のメモリー用にスーパーキャパシタが必要な「チューナー」を参考に。
関連:[SONY] メモリー保持用のスーパーキャパシタを交換 [ST-S222ESA]
なお、CDにメモを付けるのは独自の機能であり、CD-TEXTとは異なる。
CD-TEXTはプレーヤーではなくディスクに書き込まれているので、消えることはない。
CD-TEXTは1996年の規定で、本ページの機種のもっと後であり、CD-TEXTには非対応。
CD-TEXTに対応した音楽CDをCD-Rで作って入れても、何も表示されない。
CDP-X333ES
ES機は3シリーズでも12kgと重い(1994年のCDP-XA3ESでは6.6kgと軽くなる)。
↑CDP-X333ES(1990年) 59,800円
・D/A Converter:1bit CXD2552Q x2
・周波数特性:2Hz-20kHz ±0.3dB
・全高調波歪率:0.0018%以下(EIAJ) ← CDP-597に比べ-0.0012%(良)
・SN比:115dB以上(EIAJ) ← CDP-597に比べ+10db(良)
・ダイナミックレンジ:100dB以上(EIAJ) ← CDP-597に比べ+2db(良)
・ワウ・フラッター:測定限界(±0.001%W.peak)以下(EIAJ)
・ヘッドホン出力レベル:28mW(32Ω) ← CDP-597に比べ+18mW(良)
・消費電力:20W ← CDP-597に比べ+10W(悪)
・外形寸法:幅430x高さ125x奥行375mm
・重量:12kg
CDP-X555ES
↑CDP-X555ES(1990年) 89,800円
九百番台(39,800円)より5万円高く、2.25倍の価格!
・D/A Converter:1bit CXD2552Q x2
・周波数特性:2Hz-20kHz ±0.3dB
・全高調波歪率:0.0017%以下(EIAJ) ← CDP-597に比べ-0.0013%(良)
・SN比:117dB以上(EIAJ) ← CDP-597に比べ+12db(良)
・ダイナミックレンジ:100dB以上(EIAJ) ← CDP-597に比べ+2db(良)
・ワウ・フラッター:測定限界(±0.001%W.peak)以下(EIAJ)
・ヘッドホン出力レベル:28mW(32Ω) ← CDP-597に比べ+18mW(良)
・消費電力:22W ← CDP-597に比べ+12W(悪)
・外形寸法:幅430x高さ125x奥行375mm(サイドウッドなし時)
・重量:12.8kg(サイドウッドあり時)
CDP-X777ES
CDP-X777ES以降の7シリーズは、ヘッドホン出力レベルが100mW(0.1W)と、5シリーズの28mWに比べ、非常に大きい!
↑CDP-X777ES(1990年) 180,000円
・D/A Converter:1bit CXD2552BQ x2
・周波数特性:2Hz-20kHz ±0.3dB
・全高調波歪率:0.0015%以下(EIAJ) ← CDP-597に比べ-0.0015%(良)
・SN比:118dB以上(EIAJ) ← CDP-597に比べ+13db(良)
・ダイナミックレンジ:100dB以上(EIAJ) ← CDP-597に比べ+2db(良)
・ワウ・フラッター:測定限界(±0.001%W.peak)以下(EIAJ)
・ヘッドホン出力レベル:100mW(32Ω) ← CDP-597に比べ+90mW(良)
・消費電力:27W ← CDP-597に比べ+17W(悪)
・外形寸法:幅430x高さ125x奥行375mm(サイドウッドなし時)
・重量:18kg(サイドウッドあり時)
CDP-S35(参考)
↑CDP-S35(1995年) 22,000円
上記フルサイズ機に比べ65%の横幅。
・D/A Converter:1bit
・周波数特性:2Hz-20kHz ±0.5dB
・全高調波歪率:0.005%以下(EIAJ) ← CDP-597に比べ+0.002%(悪)
・SN比:98dB以上(EIAJ) ← CDP-597に比べ-7db(悪)
・ダイナミックレンジ:99dB以上(EIAJ) ← CDP-597に比べ+1db(良)
・ワウ・フラッター:測定限界(±0.001%W.peak)以下(EIAJ)
・ヘッドホン出力レベル:10mW(32Ω)
・消費電力:8W ← CDP-597に比べ-2W(良)
・外形寸法:幅280x高さ82.5x奥行285mm
・重量:2.2kg
関連:[SONY] CDP-S35(1995年発売)のレビュー [CDプレーヤー]
CDP-S1(参考)
↑CDP-S1(1994年) 32,000円
CDP-S1はコンポ用のCDプレーヤーであるが、ボタンが少ないため、少し複雑な操作をしようとすると、リモコンが必要になる。
単体で使いたいところだが、ヘッドホン端子がない…
・D/A Converter:1bit
・周波数特性:2Hz-20kHz ±0.5dB
・全高調波歪率:0.0027%以下(EIAJ) ← CDP-597に比べ-0.0003%(良)
・SN比:107dB以上(EIAJ) ← CDP-597に比べ+2db(良)
・ダイナミックレンジ:99dB以上(EIAJ) ← CDP-597に比べ+1db(良)
・ワウ・フラッター:測定限界(±0.001%W.peak)以下(EIAJ)
・ヘッドホン出力レベル:端子なし(悪)
・消費電力:9W ← CDP-597に比べ-1W(良)
・外形寸法:幅310x高さ90x奥行345mm
・重量:3.5kg
関連:[SONY] CDP-591(1990年)とCDP-597(1991年)の比較 [CDプレーヤー]
関連:[SONY] パルスD/Aコンバーターとは? [CDプレーヤー]
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