[SONY] 1986年前後のダブルデッキ [TC-WR950,TC-WR930,TC-WR750,TC-WR730]
カセットテープ全盛の、1985年、1986年、1987年あたりのダブルデッキの一部。
1985年2月時点のカタログでは、TC-V77WRなど、近未来風の失敗したデザインの機種ばかり。
↑TC-V77WR(1984年) 75,000円
1985年10月になって、TC-WR930のようなマトモなデザインの機種が登場。
TC-WR930
↑TC-WR930(1986年) 89,800円
・テープ窓が光る。
・両デッキとも録音可能。
・両デッキともオートテープセレクター搭載。
・左下にヘッドホン端子があり、音量調整可能。
両デッキが隣接しており、FL管は右端にあり、今となっては独特。
TC-WR950
1986年10月時点で、TC-WR930の後継となるTC-WR950が登場。
↑TC-WR950(1986年) 95,000円
デッキが両端配置となった。
・テープ窓は光らない。
・両デッキとも録音可能。
・両デッキともオートテープセレクター搭載。
・左下にヘッドホン端子があり、音量調整可能。
ボタン満載!
価格が5千円上がっており、後継ながら上位機種?
TC-WR730
下位機種のTC-WR730もある。
↑TC-WR730(1986年) 59,800円
メカデッキ
・左(デッキA):TCM-CMAY A-2
・右(デッキB):TCM-CMAY B-2
・テープ窓は光らない。
・ピークレベルメーターは液晶(LCD)。
・カウンターは機械式。
・録音はBデッキのみ。
・Aデッキにオートテープセレクター、Bデッキにマニュアルテープセレクター搭載。
・左下にヘッドホン端子があるが、音量調整は不可。
TC-WR750
1987年2月時点で、TC-WR730の後継となるTC-WR750が登場。
↑TC-WR750(1987年) 59,800円
メカデッキ
・左(デッキA):TCM-CMAY A-3
・右(デッキB):TCM-CMAY B-10
・テープ窓は光らない。
・ピークレベルメーターは液晶(LCD)。
・カウンターは機械式。
・録音はBデッキのみ。
・Aデッキにオートテープセレクター、Bデッキにマニュアルテープセレクター搭載。
・左下にヘッドホン端子があるが、音量調整は不可。
この時点で、TC-WR930とTC-WR730は旧機種扱いであり、カタログの最後のページに掲載される状況。
主な差
TC-WR9x0は両デッキとも録音できるが、TC-WR7x0はBデッキのみ録音可能。
TC-WR9x0はFL管だが、TC-WR7x0は液晶(LCD)である。
LCDはカラー表示可能だが、視認性や反応速度がFL管に劣る。
TC-WR9x0のカウンターはFL管内にあるが、TC-WR7x0は機械式である。
TC-WR9x0のヘッドホン端子は音量調整可能だが、TC-WR7x0は不可。
TC-WR9x0は両デッキともオートテープセレクター搭載だが、TC-WR7x0はAデッキにオートテープセレクター、Bデッキにマニュアルテープセレクター搭載。
動画
↑TC-WR950
↑TC-WR930
↑TC-WR750
↑TC-WR730
カタログ
関連:[SONY] カセットデッキ 総合カタログ [1987年11月]
関連:[SONY] カセットデッキ 総合カタログ [1987年5月]
関連:[SONY] カセットデッキ 総合カタログ [1987年2月]
関連:[SONY] カセットデッキ 総合カタログ [1986年10月]
関連:[SONY] カセットデッキ 総合カタログ [1986年6月]
関連:[SONY] Hi-Fiオーディオ 総合カタログ [1985年10月]
関連:[SONY] カセットデッキ 総合カタログ [1985年10月]
関連:[SONY] カセットデッキ 総合カタログ [1985年2月]
その他
TC-WR930はテープ窓が光るが、上位のTC-WR950は光らない。
ボタン満載の割にはデザインの良いTC-WR950は令和時点でも人気で、高値が付く。
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