[SONY] テープ窓(PLATE ASSY,ORNAMENTAL)について [TCM-200]
光るテープ窓
TCM-200のメカデッキは、テープ窓が光る。
基板とは2極のケーブルで接続されており、電源供給を受けて光る。
これにより、テープ残量が確認しやすくなっている。
TCM-200採用機種
・TC-K222ESG(1989年)以降のES機
・廉価3ヘッド機(TC-K700S/TC-K710S)
・TC-RX70(1990年)以降のTC-RXシリーズの一部
・ダブルデッキ(以下)
ダブルデッキ(800番台と900番台の一部)
・TC-WR820(1990年)
・TC-WR870(1991年)
・TC-WR990(1992年)
・TC-WR905S(1994年)
・TC-WR965S(1995年)
・SRP-CT3W(TC-WR965Sの業務用バージョン)
TCM-200より後に出た、廉価メカであるTCM-190は、この部品が使われておらず、テープ窓が光らない(単に銀色のシールが貼られているだけ)。
お使いの機種のメカデッキが何かについては、以下を参照のこと。
関連:[SONY] メカデッキ(TCM-110/TCM-CMAY/TCM-170/TCM-200/TCM-190)について [カセットデッキ]
関連:[SONY] ESシリーズの変遷と比較(ESG→ESL→ESA→ESJ→KA*ES) [カセットデッキ]
関連:[SONY] TC-RXシリーズの変遷と比較 [オートリバース機]
Part No.(部品番号)
X-3356-613-1 PLATE ASSY, ORNAMENTAL
# 「ORNAMENTAL」は「装飾用の/観賞用の」の意味。
裏面には、「GE-4194HB」とある。
ES機も廉価3ヘッド機もオートリバース機も、部品は同じ。
モードベルトの交換をするために、メカを分解、アイドラーを外すことがあるが、アイドラーは、この板の裏に隠れている。
関連:[SONY] アイドラーのギア欠け(X-3356-641-1) [カセットデッキ]
なお、2003年発売のTC-RX2000Tのテープ窓は、新しいせいか、ケーブルの色が違う。
↑下がTC-RX2000Tのテープ窓(赤白ケーブル)
関連:[SONY] TC-RX2000T(2003年発売) レビュー [全国点字図書館協議会推奨]
光り具合の差
この光り具合は、色も光度も、PLATE ASSYの個体差により異なる。
TCM-200のメカデッキを搭載した機種を複数台持っていると、並べることでよく分かる。
暗い?と思われる場合は、他機から移植、交換することが可能なので、明るいものをお気に入りの機種に移植して、最強個体を作り上げよう。
但し、そのためにジャンク機を探す場合、当然ながら、それが手元のものより明るいかは不明。
点灯しない場合
カセットデッキの通電はして、FL管も点灯するが、テープ窓が光らない場合、基板上にあるコネクタにハンダ割れがないかを確認すること。
コネクタの固定は、2点のハンダだけで行われているので、抜き差しの際にコネクタを押さえながらやらないと、コネクタが動いてハンダが割れしてしまい、接触不良となる。
ネジ穴の割れ
このPLATE ASSYを止めている、2個のネジの受け側(=ネジ穴)は、
ほとんどの機種に於いて、劣化により割れているので、余りキツく締めないようにすること。
この部品は動かなければよいので、固く締める必要はない。
LED化改造
LED化して、より明るくしたり、色を変えたりすることも可能ではあるが…(以下略)
関連:[SONY] ESシリーズの変遷と比較(ESG→ESL→ESA→ESJ→KA*ES) [カセットデッキ]
関連:[SONY] TC-RXシリーズの変遷と比較 [オートリバース機]
関連:[SONY] TC-K710Sの分解とTC-K700Sとの比較 [カセットデッキ]
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