[SONY] カセットデッキの最終モデル [標準サイズ]

2023年8月25日



SONYの標準サイズ(幅430mm)のカセットデッキの最終モデルは、2003年発売のTC-RX2000Tであるが、

TC-RX2000T_カタログ
↑TC-RX2000T(2003年)

関連:[SONY] TC-RX2000T(2003年発売) レビュー [全国点字図書館協議会推奨]

この機種は、全国点字図書館協議会(現:全国視覚障害者情報提供施設協会)推奨の「録音図書用のカセットデッキ」であり、一般向けのカセットデッキではない。

関連:カセットデッキで録音図書を作る

一般向けのカセットデッキは、ES機は1995年のTC-KA3ES/TC-KA5ES/TC-KA7ES、シングルリバースデッキはTC-RX300(1996年)、ダブルデッキではTC-WE475(発売年不明、2011年頃まで販売)やTC-WE675(発売年不明)、CD+カセットではTXD-RE210(1997年)あたりで終了となった模様。

このうち、TC-KA3ESTC-KA7ESTC-RX300TC-WE475TC-WE675TXD-RE210は、2001年6月の「Hi-Fiオーディオ 総合カタログ」に掲載されている。

TC-KA3ES_カタログ
↑TC-KA3ES(1995年)

TC-KA7ES_カタログ
↑TC-KA7ES(1995年)

TC-RX300_カタログ
↑TC-RX300(1996年)

TC-WE475_カタログ
↑TC-WE475(発売年不明)

TC-WE675_カタログ
↑TC-WE675(発売年不明)

TXD-RE210_カタログ
↑TXD-RE210(1997年)

関連:[SONY] Hi-Fiオーディオ 総合カタログ [2001年6月]

機能比較表は以下の通り。

仕様_機能比較表_TXD-RE210_TC-RX300_TC-WE675_TC-WE475_TC-TX21_TC-KA3ES

2001年時点では既にカセットが滅亡状態であるが、一応、高級機(ES機)、シングルデッキ(TC-RX300)、ダブルデッキ(TC-WE475/TC-WE675)、CD+カセットデッキ(TXD-RE210)があるので、一通りは揃っていることになる?

この中でES機以外は、メカが廉価版のコストダウン機であり、電動メカ(TCM-200)を搭載した一般機は、1994年のTC-RX715で終了となっている。

TC-RX715_カタログ
↑TC-RX715(1994年)

関連:[SONY] メカデッキ(TCM-110/TCM-CMAY/TCM-170/TCM-200/TCM-190)について [カセットデッキ]

標準サイズ以外なら、コンポ用の機種(TC-TX11/TC-TX333/TC-TX373/TC-TX595)が、2000年あたりまで出ていた模様。

TC-TX373
↑TC-TX373

関連:[SONY] TC-S1/TC-TX9/TC-TX77/TC-TX717/TC-PX100/TC-TX373/TC-TX11/TC-TX333/TC-TX595/TC-TX515/TC-TX313/TC-TX21 [カセットデッキ]

関連:2023年時点でも新品で手に入るカセットデッキやラジカセ、カセットテープ、クリーニングキット

関連:カセットデッキメーカーの「その後」

関連:[SONY] ESシリーズの変遷と比較(ESG→ESL→ESA→ESJ→KA*ES) [カセットデッキ]

関連:[SONY] TC-RXシリーズの変遷と比較 [オートリバース機]



Posted by nakamura