Doublepow(倍量)のガム型充電池(7/5F6)と充電器(DP-UK201)のレビュー
昔のウォークマン(カセットプレーヤー)やディスクマン(CDプレーヤー)、MDプレーヤーなどに使われていた、ガム型充電池。
関連:Panasonic ガム型ニッケル水素電池 HHF-AZ01S
ガム型電池の登場時はニッカド(Ni-Cd)であったが、後にニッケル水素(Ni-MH)となった。
ニッカド時代は、たった600mAhしかなかったの?
その後、これらのプレーヤーの滅亡に伴い、ガム型電池も見事に姿を消した。
ガム型電池がなくても、外付けの電池ケースで単三や単四が使える場合は、それでも動きはするが、えらく不格好となってしまう。
だが、さすがは中国、令和時点でも中華製のガム型電池が売られているので、2本組を入手した。
そのブランドは…
Doublepow = Double + Power = 倍量…安易すぎる(笑)
公式サイトがあるが、
アクセスして出てくる製品写真をクリックすると、IPアドレスで日本と判別されブロックされる事案(笑)
日本鬼子かな?
ガム型充電池(7/5F6)
電池は、2本一緒にプラスチックケースに入っている。
このプラスチックケースはロックが3箇所もあるが、電池の収まりが悪い(振ると中で動く)ので、この電池専用のケースではないだろう。
ケースはシールで封じられている。
2021年12月購入で、シールには「2021.3」との表示がある。
「低自放電」とあるので、自己放電が少ないとの主張。
ニッケル水素電池(Ni-MH)で、容量は1400mAh、電圧は1.2V。
電池には充電回数は記載されていないが、アマゾンによると1000回とのこと。
到着時の電圧は、2本とも1.4V程度あった。
電圧だけ見ると、充電せずに使えるレベル。
重量は、1本あたり約24g。
ちなみに、手元にある古いKENWOODのガム型電池(Min.1350mAh)は、25.4gだった。
ガム型電池の中華品には、正極と負極の形状や長さが純正と異なるため、接触不良があるとのレビューが多いが、本品はそのようなことはなさそう。
以下に並べた写真を付す(黒/橙はKENWOODのもの)。
実測サイズ:66.2×16.4×5.7mm
なお、米国では「7/5F6」というのが、ガム型電池を表すようだ。
・D:単1型
・C:単2型
・AA:単3型
・AAA:単4型
・N:単5型
・7/5F6:ガム型
Aが2個で単三、3個で単四なのが、非常に紛らわしい!
充電器(DP-UK201)
ガム型電池の充電にはLiitoKalaのlii-500が使える(サイズはギリギリ入る)が、Doublepowのガム型電池対応品を用意した。
関連:Doublepow ガム型電池 充電器 DP-UK201
マイクロUSBで充電するヤツで、短いマイクロUSBケーブルが付属している。
箱の表には、ガム型電池だけでなく、単三、単四も充電できるとある。
形状が異なるだけで、どれもニッケル水素電池(Ni-MH)だからね。
・INPUT:DC 5V 500mA
・OUTPUT:DC 1.48V 250mA×2
ガム型電池の装着は容易だが、両端子の形状がイマイチで、慎重に合わせないと通電せず、充電されない。
単三、単四も考慮しているからだろう。
充電中は、ダイヤ印(謎)のランプが、赤点灯する。
ランプは暗く、不気味に脈動しており、ダイヤの妙な装飾により、正面から見ないと分からない(笑)
ランプの色は、箱裏面の説明によると、
・電池未搭載:緑点灯
・充電中:赤点灯
・満充電:緑点灯
つまり、接触不良と満充電の区別が付かない(笑)
アマゾンの商品ページでは「橙(オレンジ)」に光っているが、どうなってるの?
充電時間だが、箱の裏面中段に、以下の公式が。
充電期間=(電池容量×1.25)/充電電流
電池容量を、表記通りの1400mAhとすると、
(1400×1.25)/250=7時間ということ?
満充電で勝手に止まらないの?
容量を調べるため、初回はLiitoKalaのlii-500のNORMAL TESTで充電することにする。
その結果…
↑1226mAh
↑1220mAh
この充電器のNORMAL TESTは、実際よりも低いところで止めるという情報があるので、まぁこんなもん?
NORMAL TEST後の電圧は、1.277V、1.306Vであった。
このまま対応機器に入れると、当然ながら動作した。
上述のサイズから起因する接触不良もなく、フィルムを切るなどの加工も一切不要だった。
ということで、今のところ、何の問題もない。
(終)
ではなく、問題は、充放電を繰り返した上で、この容量がどのくらい持つかだ。
数回の充放電で使えなくなるようではダメだ。
これに関しては、しばらく充放電を繰り返す必要があるが、それほど頻度高く使う機器ではないし…
なお、上述のように、この充電器は1.2Vのニッケル水素充電池であれば、単三、単四も充電できる。
まぁ、この2本(白と黒)は、以下で書いたように落伍者なので、5億ボルトを掛けて爆発させるのが正解である。
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関連:JINMASI(黄緑) ガム型ニッケル水素電池 2個入
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