[SONY] ES/K/FX/R/RX/WR/WE/TXシリーズ [カセットデッキ]
SONYのカセットデッキの型式は「TC-」で始まるが、TCはTAPE COMPONENTの頭文字。
その後に続く文字は、シリーズ名を表す(ESシリーズは末尾に付く)。
ESシリーズ
最上位機種群のES(Extremely High Standard)として、
・TC-K555ES(1982年)
・TC-K666ES(1982年)
・TC-K777ES(1982年)
が登場、TC-K555ESII(1984年)などの改良機を伴いながら、
↑TC-K555ESII(1984年) 99,800円
13年後の
・TC-KA3ES(1995年)
・TC-KA5ES(1995年)
・TC-KA7ES(1995年)
で終焉となった。
↑TC-KA7ES(1995年) 120,000円
関連:[SONY] ESシリーズの変遷と比較(ESG→ESL→ESA→ESJ→KA*ES) [カセットデッキ]
Kの伝統
ソニーカセットデッキ「Kシリーズ」。
モデルネームTC-のあとに続く「K」を冠した製品の総称です。
このKシリーズは、いわば音質追求機。
30余年前、日本で初めてテープレコーダーを開発して以来の蓄積されたノウハウが脈々と息づいている製品群です。
ソニーは今後もカセットデッキの新たなるリファレンス(基準機)を追求。
デッキの歴史をさらに拓きます。
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「Kシリーズ」は、
・TC-K444(1982年)
・TC-K555(1981年)
・TC-K777(1980年)
の後、
・TC-K555ES(1982年)
・TC-K666ES(1982年)
・TC-K777ES(1982年)
の「ESシリーズ」が登場した。
関連:[SONY] ESシリーズの変遷と比較(ESG→ESL→ESA→ESJ→KA*ES) [カセットデッキ]
ESシリーズ以外の「Kシリーズ」は、
・TC-K500R(1989年)
・TC-K600(1988年)
・TC-K700S(1993年)
・TC-K710S(1995年)
となって残留。
↑TC-K710S(1995年) 49,000円
RXシリーズよりも上級のリバース機(TC-K500R)、ES機ではない廉価3ヘッド機(TC-K600/TC-K700S/TC-K710S)として、呼称が使われた。
関連:[SONY] TC-K500RとTC-RX55の比較 [1989年]
関連:[SONY] 廉価の3ヘッド機(TC-K600,TC-K700S,TC-K710S) [カセットデッキ]
FXの魅力
もっと気軽につき合えるデッキ、もっと多彩な機能を持ったデッキを求めて、ソニーが創り出したデッキのニューウェイブ、それが「デジック・デッキ」FXシリーズです。
デジタル+ロジック=デジック
デッキで遊ぶ感覚、音楽が生活の一部になってしまうような、リッチな気分を味わえる楽しさ。
もちろん高い基本性能から得られる美しい音楽と、操作性・信頼性の良さも兼ね備えています。
関連:[SONY] TC-FX500R(1982年発売)のレビュー [カセットデッキ]
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1980年に登場した「FXシリーズ」は、TC-FX380(1984年)で終焉。
↑TC-FX380(1984年) 39,800円
関連:[SONY] TC-FX380(1984年発売)のレビュー [カセットデッキ]
「FXシリーズ」は初級機-中級機に使われたが、TC-FX1010のような10万円を超える上位機もあった。
↑TC-FX1010(1981年) 108,000円
数年でタッチパネルにヒビが入り、その後、前面が全面劣化しボロボロになる、最悪な機種。
Rシリーズ
RXシリーズが出る前の機種で、オートリバース機。
・TC-R302(1986年) 39,800円
・TC-R502(1986年) 69,800円
・TC-R303(1987年) 39,800円
↑TC-R302(1986年) 39,800円
2年3台と、短命に終わる。
RXシリーズ
リバース機としてTC-RX50(1988年)から始まった「RXシリーズ」。
↑TC-RX50(1988年) 39,800円
TC-RX80のような若干高額な機種もあるが、その他は39,800円あたりの廉価機種ばかり。
↑TC-RX80(1988年) 69,800円
関連:[SONY] TC-RXシリーズの変遷と比較 [オートリバース機]
TC-RX70からメカが一新され、使いやすくなった。
関連:[SONY] メカデッキ(TCM-110/TCM-CMAY/TCM-170/TCM-200/TCM-190)について [カセットデッキ]
録音図書用の機種にも使用され、TC-RX2000T(2003年)で終了となった。
関連:[SONY] TC-RX2000T(2003年発売) レビュー [全国点字図書館協議会推奨]
その他
Wデッキの「WRシリーズ」「WEシリーズ」や、
↑TC-WR965S(1995年)
↑TC-WE475(発売年不明、2011年頃まで販売)
コンポのセットである「TXシリーズ」なども存在する。
↑TC-TX373
関連:[SONY] カセットデッキの最終モデル [標準サイズ]
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