[SONY] カセットデッキ/DATデッキ 総合カタログ [1996年10月]

2022年10月29日

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1996年10月のカタログ(紙)に載っていた機種を挙げる。

1996年(平成8年)のイベント

たまごっち、華原朋美「I’m proud


↑I’m proud時点(22歳)


↑25年後(47歳)…

ES機

TC-KA7ES(1995年) 120,000円 ドルビーS搭載
TC-KA5ES(1995年) 98,000円 ドルビーS搭載
TC-KA3ES(1995年) 65,000円 ドルビーS搭載

TC-KA7ES_カタログ
↑TC-KA7ES

TC-KA5ES_カタログ
↑TC-KA5ES

TC-KA3ES_カタログ
↑TC-KA3ES

ES機は、このKAシリーズで最後となった。

関連:[SONY] ESシリーズの変遷と比較(ESG→ESL→ESA→ESJ→KA*ES) [カセットデッキ]

廉価3ヘッド機

TC-K710S(1993年) 49,000円 ドルビーS搭載

TC-K710S_カタログ
↑TC-K710S

廉価機にしては、クォーツロックサーボ搭載など、スペックが高い。

関連:[SONY] 廉価の3ヘッド機(TC-K600,TC-K700S,TC-K710S) [カセットデッキ]

オートリバース機

TC-RX715(1994年) 39,800円
TC-RX300(1996年) 28,000円 新発売

TC-RX715_カタログ
↑TC-RX715

TC-RX300_カタログ
↑TC-RX300

ドルビーS搭載機種がない。

関連:[SONY] TC-RXシリーズの変遷と比較 [オートリバース機]

コンポ型

TC-S1(1995年) 35,000円 ドルビーS搭載
TC-TX9(1996年) 24,800円


↑TC-S1

TC-TX9_カタログ
↑TC-TX9

TC-TX9は1996年の登場だが、何故か「新製品」の表記がない。

ダブルデッキ

TC-WR965S(1995年) 69,000円 ドルビーS搭載
TC-WE805S(1996年) 43,000円 ドルビーS搭載 新発売
・TC-WE505(1996年) 32,000円 新発売

TC-WR965S_カタログ
↑TC-WR965S

TC-WE805S_カタログ
↑TC-WE805S

TC-WE505_カタログ
↑TC-WE505

カタログには掲載がないが、TC-WR965Sのプロオーディオ(業務用機)として、SRP-CT3Wが存在する。

SRP-CT3W
↑SRP-CT3W

色が灰色になっている。

CD+カセット

TXD-R11(1995年) 37,000円

TXD-R11_カタログ
↑TXD-R11

関連:[SONY] TXD-R11とTXD-RE210の比較 [CD+カセットデッキ一体モデル]

DATデッキ

DTC-2000ES(1993年) 200,000円
DTC-ZA5ES(1995年) 130,000円
DTC-ZE700(1996年) 新発売
DTC-A8(1995年) 115,000円 業務用

DTC-2000ES_カタログ
↑DTC-2000ES

DTC-ZA5ES_カタログ
↑DTC-ZA5ES

DTC-ZE700_カタログ
↑DTC-ZE700

DTC-A8_カタログ
↑DTC-A8

皆は、DATなど買わずに、MD(ミニディスク)に行ったの?

状況

1996年は、斜陽のカセットデッキは既に衰退、滅亡へと向かっている最中であった。

ES機が、1995年のKAシリーズで終了となった。

TC-RX300のような、3万円を切るオートリバースデッキが登場している。

ドルビーS搭載機が見られるが、中級機以上の一部のみ。

関連:[SONY] Dolby S NR 対応機種 [カセットデッキ]

5年前(1991年)

関連:[SONY] カセットデッキ 総合カタログ [1991年6月]

関連:[SONY] カセットデッキ 総合カタログ [1991年10月]

2001年6月

上記掲載品の中で、TC-KA7ESTC-KA3ESTC-RX300DTC-ZA5ESDTC-ZE700は、2001年6月のHi-Fiオーディオ 総合カタログにも掲載されている(TC-KA7ESは生産完了品)。

Hi-Fiオーディオ 総合カタログ_2001年6月
↑Hi-Fiオーディオ 総合カタログ 2001年6月

関連:[SONY] Hi-Fiオーディオ 総合カタログ [2001年6月]

カセットデッキは衰退の一途を辿(たど)り、ゴムベルト等の経時劣化で不動化するも、SONYの修理打ち切りで、中古機はゴミ同然となった(自分で直す人は非常に稀)。

関連:[SONY] カセットデッキの修理について [サービスセンター]

そのため、2010年前後なら、ES機でも、ジャンクなら千円程度、完動美品でも5千円程度にまで下がったが、その後高騰、2021年時点では大変な事態に!

関連:他のカタログ一覧

関連:2022年時点でも新品で手に入るカセットデッキやラジカセ、カセットテープ、クリーニングキット

関連:[SONY] カセットデッキの修理について [サービスセンター]

関連:長岡鉄男 ダイナミック大賞 カセットデッキ



2022年10月29日

Posted by nakamura