[SONY] カセットデッキ/DATデッキ 総合カタログ [1996年10月]
1996年10月のカタログ(紙)に載っていた機種を挙げる。
1996年(平成8年)のイベント
・2月10日:北海道の豊浜トンネルで岩盤崩落事故、20名が死亡。
・11月23日:たまごっち発売。
・華原朋美「I’m proud」
↑I’m proud時点(22歳)
↑25年後(47歳)…
ES機
写真はゴールドだが、ブラックモデルも存在する。
↑TC-KA7ES(1995年) 120,000円 ドルビーS搭載
↑TC-KA5ES(1995年) 98,000円 ドルビーS搭載
↑TC-KA3ES(1995年) 65,000円 ドルビーS搭載
ES機は、このKAシリーズで最後となった。
関連:[SONY] ESシリーズの変遷と比較(ESG→ESL→ESA→ESJ→KA*ES) [カセットデッキ]
廉価3ヘッド機
↑TC-K710S(1993年) 49,000円 ドルビーS搭載
廉価機にしては、クォーツロックサーボ搭載など、スペックが高い。
関連:[SONY] 廉価の3ヘッド機(TC-K600,TC-K700S,TC-K710S) [カセットデッキ]
オートリバース機
↑TC-RX715(1994年) 39,800円
↑TC-RX300(1996年) 28,000円 新発売
ドルビーS搭載機種がない。
関連:[SONY] TC-RXシリーズの変遷と比較 [オートリバース機]
コンポ型
↑TC-S1(1995年) 35,000円 ドルビーS搭載
↑TC-TX9(1996年) 24,800円
TC-TX9は1996年の登場だが、何故か「新製品」の表記がない。
ダブルデッキ
↑TC-WR965S(1995年) 69,000円 ドルビーS搭載
↑TC-WE805S(1996年) 43,000円 ドルビーS搭載
新発売
↑TC-WE505(1996年) 32,000円 新発売
カタログには掲載がないが、TC-WR965Sのプロオーディオ(業務用機)として、SRP-CT3Wが存在する。
↑SRP-CT3W
色が灰色になっている。
CD+カセット
↑TXD-R11(1995年) 37,000円
関連:[SONY] TXD-R11とTXD-RE210の比較 [CD+カセットデッキ一体モデル]
DATデッキ
↑DTC-2000ES(1993年) 200,000円
↑DTC-ZA5ES(1995年) 130,000円
↑DTC-ZE700(1996年) 新発売
↑DTC-A8(1995年) 115,000円 業務用
皆は、DATなど買わずに、MD(ミニディスク)に行ったの?
状況
1996年は、斜陽のカセットデッキは既に衰退、滅亡へと向かっている最中であった。
ES機が、1995年のKAシリーズで終了となった。
TC-RX300のような、3万円を切るオートリバースデッキが登場している。
ドルビーS搭載機が見られるが、中級機以上の一部のみ。
関連:[SONY] Dolby S NR 対応機種 [カセットデッキ]
5年前(1991年)
関連:[SONY] カセットデッキ 総合カタログ [1991年6月]
関連:[SONY] カセットデッキ 総合カタログ [1991年10月]
2001年6月
上記掲載品の中で、TC-KA7ES、TC-KA3ES、TC-RX300、DTC-ZA5ES、DTC-ZE700は、2001年6月のHi-Fiオーディオ 総合カタログにも掲載されている(TC-KA7ESは生産完了品)。
↑Hi-Fiオーディオ 総合カタログ 2001年6月
関連:[SONY] Hi-Fiオーディオ 総合カタログ [2001年6月]
カセットデッキは衰退の一途を辿(たど)り、ゴムベルト等の経時劣化で不動化するも、SONYの修理打ち切りで、中古機はゴミ同然となった(自分で直す人は非常に稀)。
関連:[SONY] カセットデッキの修理について [サービスセンター]
そのため、2010年前後なら、ES機でも、ジャンクなら千円程度、完動美品でも5千円程度にまで下がったが、その後高騰、2021年時点では大変な事態に!
関連:他のカタログ一覧
関連:2023年時点でも新品で手に入るカセットデッキやラジカセ、カセットテープ、クリーニングキット
関連:[SONY] カセットデッキの修理について [サービスセンター]
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