[SONY] MD/DAT/カセットデッキ 総合カタログ [1994年10月]



1994年10月のカタログ(紙)に載っていた機種を挙げる。

1994年(平成6年)のイベント

・3月:対戦型格闘ゲーム「スーパーストリートファイターII X -Grand Master Challenge-」稼働
・4月8日:細川護熙首相が辞任を表明
・4月26日:名古屋空港(小牧空港)で中華航空機の着陸失敗により乗員乗客271人中264人が死亡(中華航空140便墜落事故)

・4月28日:羽田内閣発足(短命内閣)
・6月27日:オウム真理教による松本サリン事件発生

・6月30日:村山内閣発足
・8月2日:ビートたけしが東京都新宿区南元町の路上でバイク事故

・8月31日:ジュリアナ東京閉店
・9月4日:関西国際空港開港
・10月1日:エフエム東京(TOKYO FM)が、FM文字多重放送「見えるラジオ」の本放送を開始(2014年3月31日で終了)
・10月4日:北海道東方沖地震
・11月1日:都営地下鉄の車内や駅のホームでAMラジオの聴取が可能に
・11月22日:セガサターン発売(HST-3200)
・12月3日:PlayStation発売(SCPH-1000)
・12月3日:映画「スピード」が日本で公開

・12月28日:三陸はるか沖地震

1994年(平成6年)の音楽

・5月11日:TUBE「夏を抱きしめて
・5月14日:中島みゆき「空と君のあいだに
・6月1日:Mr.Children「innocent world
・6月22日:trf「BOY MEETS GIRL
・7月21日:篠原涼子 with 小室容疑者「恋しさと せつなさと 心強さと
・8月21日:EAST END×YURI「DA.YO.NE
・10月21日:シャ乱Q「シングルベッド
・11月10日:Mr.Children「Tomorrow never knows
・11月9日:Dual Dream「Winter Kiss

カタログ

表紙はTC-KA7ES(カセットデッキ)だが、掲載順はMD→DAT→カセットデッキの順。

1992年にMDが登場、2年が経過しており、カセットデッキよりもMDデッキを押し出している。

掲載の標準価格は全て税別、当時の消費税率は3%。

・1989年4月1日-1997年3月31日:3% ←当時
・1997年4月1日-2014年3月31日:5%
・2014年4月1日-2019年9月30日:8%
・2019年10月1日以降:10%

MDデッキ

MDS-S30
↑MDS-S30 1994年11月21日発売予定 59,000円

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MDS-S1
↑MDS-S1 1994年11月21日発売予定 69,000円

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MDS-302
MDS-302 1994年12月1日発売予定 65,000円

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MDS-501
↑MDS-501 108,000円

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MDS-102
↑MDS-102 86,000円 生産完了品

DATデッキ

DTC-2000ES
DTC-2000ES 200,000円

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DTC-59ESJ
DTC-59ESJ 95,000円 新発売

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DTC-690
DTC-690 75,000円

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DTC-A7
DTC-A7 99,800円

カセットデッキ

TC-KA7ES
TC-KA7ES 1994年11月1日発売予定 120,000円

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TC-KA5ES
TC-KA5ES 1994年11月1日発売予定 98,000円

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TC-KA3ES
TC-KA3ES 1994年11月1日発売予定 65,000円

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TC-K700S
TC-K700S 49,800円

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TC-RX715
TC-RX715 39,800円

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TC-S1
TC-S1 35,000円 新発売

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TC-WR905S
TC-WR905S 65,000円

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TC-WR705S
TC-WR705S 39,800円

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TC-C5
↑TC-C5 53,000円

メモ

MD初号機であるMDS-101は、エラー制御に容量を割いていたため、録音時のビットレートが低く音が悪かったが、第2世代であるMDS-102以降、徐々に改善されてくる。

MDS-102のカタログ

関連:[SONY] ATRACのバージョンとMDLP対応機 [MiniDisc]

長時間録音規格であるMDLP(MiniDisc Long-Play)は、2000年7月18日の発表、同年9月以降に発売された製品に導入されたので、この時期には、まだ対応機種がない。

ES機は、本カタログで登場したTC-KA3ES/TC-KA5ES/TC-KA7ESで最後となった(後のカタログにも掲載はあるが、機種としては最後という意味)。

前年(1993年)に発売された、3ヘッドの廉価機であるTC-K700Sが掲載されているが、このカタログの翌年(1995年)に、後継となるTC-K710Sが発売された。

TC-K700SとTC-K710S
↑(上)TC-K700SとTC-K710S(下)

関連:[SONY] TC-K710Sの分解とTC-K700Sとの比較 [カセットデッキ]

シングルデッキであるTC-RX715と、ダブルデッキであるTC-WR705Sの価格が、両機とも39,800円なので、ダブルデッキの方がおトクでは?と思われるが、TC-WR705Sはガチャガチャメカなので、ダブルである必要がないなら、TC-RX715を選ぶべき。

関連:[SONY] TC-RX715(1994年発売) [39,800円]

TC-RX715の派生機であるTC-RX1000Tも販売されていると思われるが、点字図書用(全国点字図書館協議会推奨)という性格上、一般のカタログには掲載されていない。

関連:[SONY] TC-RX715とTC-RX1000Tの比較 [兄弟機]

カセットデッキにDOLBY Sの搭載が増えているが、シングルデッキであるTC-RX715はDOLBY C止まり。

結局、フルサイズ(幅430mm)のシングルリバースデッキは、DOLBY Sに対応せず終わった。

関連:[SONY] Dolby S NR 対応機種 [カセットデッキ]

関連:他のカタログ一覧

関連:2023年時点でも新品で手に入るカセットデッキやラジカセ、カセットテープ、クリーニングキット

関連:[SONY] カセットデッキの修理について [サービスセンター]

関連:[SONY] 製造打切年/補修用性能部品保有期間/修理対応終了年 [オーディオ]



Posted by nakamura