[SONY] ピンチローラーの劣化と交換 [TC-RX1000T]
真鍮製(?)のピンチローラー。
以前、TC-K700Sで交換したが、
今度は、TC-RX1000Tで交換する。
純正に比べるとゴム幅が狭いのは同じ。
TC-RX1000Tはオートリバース機なので、
ピンチローラーが2つある。
メカ部を取り外さなくても、
この状態で前方から交換可能。
交換してみると、軸ブレもなくいい感じ。
元に戻す。
高級感が出た(笑)
外したピンチローラーは、表面がツルツル。
充填剤が使われているタイプで、
いずれ劣化してボロボロになるだろう。
本機のスピード調整はモーター裏にはなく、
別基板となっているので注意。
2.4cmと4.8cmの2つの調整がある上に、
さらに録音と再生の2つの調整があり、非常に面倒!
再生は比較的容易だが、
録音は録音→再生の2手順が必要となるので、
面倒レベルが格段に上がる。
交換直後に速度を調べると、
許容範囲内なので、調整はしない。
交換前 右方向(A面再生)
交換後 右方向(A面再生)
交換前 左方向(B面再生)
交換後 左方向(B面再生)
3kHz 再生
ワウフラッターは、0.4-0.5%付近。
交換前後も、右方向は左方向よりも悪い。
TC-RX1000Tの仕様上でのワウ・フラッターは、
0.05%WRMS
±0.09%Wpeak(JEITA)
なので、本現物は非常に悪い。
モーターの劣化なのか、
ゴムベルト(中華製)が悪いのか…
まぁ、テストテープが
不良デッキで作った自作品なので
何の基準にもならないのだが(笑)
関連:前回(TC-K700S)
関連:外径13mm 幅8mm 軸内径2mm(TECHSPACE)
関連:SONY TC-RX1000T 1994年から2003年8月まで生産
関連:SONY TC-K700S 1993年発売の3ヘッド機
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません