[SONY] メモリー保持用のスーパーキャパシタを交換 [ST-S222ESA]

2022年10月16日



1991年に発売された、SONYのチューナーであるST-S222ESAについて。

ST-S222ESA_カタログ

関連:[SONY] ST-S222ESAのレビュー [チューナー]

TV(1-62ch)/FM/AM/が受信可能だが、地デジ移行で、TVは受信できない。

FMは76.0-90.0MHzなので、FM補完放送(ワイドFM)には非対応である。

周波数をメモリーしていたのだが、全部消えた(泣)

本機は使う機会がなく、コンセントを抜いて放置してたからね。

メモリーは、コンセントを抜いた状態で、約1ヶ月保持されるとのこと。

抜いていた期間は不明だが、消えるのが早い気がするので、電池を交換する。

電池は、スーパーキャパシタ(電気二重層コンデンサ)である。

スーパーキャパシタ_ST-S222ESA

これは劣化するので、30年も経過すれば、メモリー保持期間が短くなるだろう。

これを交換すべく、ケースを開けるが、メイン基板上には見付からない。

スーパーキャパシタ_ST-S222ESA

前面パネル内の基板上、FL管の右側(C801)にあった。

スーパーキャパシタ_ST-S222ESA

ソケット式ではなく、ハンダ付けされている。

スーパーキャパシタ_ST-S222ESA

載っていたのは、ELNAの0.1F 5.5Vであった。

型は、片面から両極が出ている「C型」である。

スーパーキャパシタ_ST-S222ESA

新品のスーパーキャパシタを入手。

スーパーキャパシタ_ST-S222ESA

旧(0.1F 5.5V)
・直径:12.3mm
・高さ:7.2mm

新(0.22F 5.5V)
・直径:13.2mm
・高さ:7.1mm

関連:0.22F 5.5v 1個

関連:0.22F 5.5v 2個

関連:0.22F 5.5v 10個

大きさ的には問題なく、端子間も問題ない。

極性があるので、取り付ける向きに注意!

スーパーキャパシタ_ST-S222ESA

交換完了。

スーパーキャパシタ_ST-S222ESA

容量が2.2倍となったので、メモリー保持期間も2.2倍になるのかな?

それでも2ヶ月と少しで消えるだろうから、時々通電させる必要があるね。

あまり変わらない価格で、0.47Fや1.0Fなどが手に入るが、それだと(サイズ以外に)何が問題が?

# 発熱とか。

本機の消費電力は14W。

他にスピーカー等が必要なことを考えると、電力がひっ迫する中、地球に厳しい、家計(電気代)にも厳しい機器である…

新品のスーパーキャパシタを電子部品チェッカーで調べると、Testing…のまま何も出なかったり、Diodeと出たりするので、このチェッカーでは判別できないようだ。

スーパーキャパシタ_ST-S222ESA

なお、1995年発売のST-S510には、0.22F 5.5V H型が載っている。

スーパーキャパシタ_ST-S510

関連:[SONY] ST-S510(FM/AMチューナー)レビュー [AMステレオ対応]

関連:[SONY] チューナーの仕様比較 [ラジオ]



Posted by nakamura