[SONY] メモリー保持用のスーパーキャパシタを交換 [ST-S222ESA]
1991年に発売された、SONYのチューナーであるST-S222ESAについて。
関連:[SONY] ST-S222ESAのレビュー [チューナー]
TV(1-62ch)/FM/AM/が受信可能だが、地デジ移行で、TVは受信できない。
FMは76.0-90.0MHzなので、FM補完放送(ワイドFM)には非対応である。
周波数をメモリーしていたのだが、全部消えた(泣)
本機は使う機会がなく、コンセントを抜いて放置してたからね。
メモリーは、コンセントを抜いた状態で、約1ヶ月保持されるとのこと。
抜いていた期間は不明だが、消えるのが早い気がするので、電池を交換する。
電池は、スーパーキャパシタ(電気二重層コンデンサ)である。
これは劣化するので、30年も経過すれば、メモリー保持期間が短くなるだろう。
これを交換すべく、ケースを開けるが、メイン基板上には見付からない。
前面パネル内の基板上、FL管の右側(C801)にあった。
ソケット式ではなく、ハンダ付けされている。
載っていたのは、ELNAの0.1F 5.5Vであった。
型は、片面から両極が出ている「C型」である。
新品のスーパーキャパシタを入手。
旧(0.1F 5.5V)
・直径:12.3mm
・高さ:7.2mm
新(0.22F 5.5V)
・直径:13.2mm
・高さ:7.1mm
大きさ的には問題なく、端子間も問題ない。
極性があるので、取り付ける向きに注意!
交換完了。
容量が2.2倍となったので、メモリー保持期間も2.2倍になるのかな?
それでも2ヶ月と少しで消えるだろうから、時々通電させる必要があるね。
あまり変わらない価格で、0.47Fや1.0Fなどが手に入るが、それだと(サイズ以外に)何が問題が?
# 発熱とか。
本機の消費電力は14W。
他にスピーカー等が必要なことを考えると、電力がひっ迫する中、地球に厳しい、家計(電気代)にも厳しい機器である…
新品のスーパーキャパシタを電子部品チェッカーで調べると、Testing…のまま何も出なかったり、Diodeと出たりするので、このチェッカーでは判別できないようだ。
なお、1995年発売のST-S510には、0.22F 5.5V H型が載っている。
関連:[SONY] ST-S510(FM/AMチューナー)レビュー [AMステレオ対応]
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