カセットデッキの消費電力と電気代
古い機種
古い機種は消費電力が大きいだろうと思いきや、意外と低い機種がある。
・TC-K40(1978年):9W
・TC-K50(1978年):15W
・TC-K60(1978年):11W
・TC-K80(1978年):27W
・TC-K96R(1978年):12W
・TC-K55(1979年):16W
・TC-K65(1979年):17W
・TC-K88(1979年):30W
・TC-K22(1980年):10W
・TC-K71(1980年):21W
・TC-K75(1980年):18W
・TC-K77R(1980年):27W
・TC-K777(1980年):36W
・TC-K61(1981年):18W
・TC-K555(1981年):22W
・TC-PB5(1981年):10W 再生専用機
・TC-FX1010(1981年):31W
・TC-FX500R(1982年):11W
・TC-K444(1982年):21W
・TC-FX505R(1983年):10W
・TC-FX606R(1983年):19W 再生オートリバース
・TC-FX705(1983年):22W
・MTL-10(1983年):9W 再生専用 カセットマガジン(テープ10巻格納)
・TC-FX380(1984年):10W
・TC-W30(1984年):15W
・TC-W7R(1984年):24W
・TC-FX510R(1984年):21W
これらの古い機種については、深くは追わない。
ES機
・TC-K555ES(1982年):22W
・TC-K666ES(1982年):38W
・TC-K777ES(1982年):39W
・TC-K333ES(1984年):26W
・TC-K555ESII(1984年):28W
・TC-K501ES(1985年):24W ESで唯一のリバース機
・TC-K777ESII(1986年):38W
・TC-K333ESX(1987年):22W
・TC-K555ESX(1986年):27W
・TC-K333ESR(1988年):27W
・TC-K555ESR(1988年):27W
・TC-K222ESG(1989年):19W
・TC-K333ESG(1989年):24W
・TC-K555ESG(1989年):24W
・TC-K222ESL(1990年):19W
・TC-K333ESL(1990年):24W
・TC-K555ESL(1990年):24W
・TC-K222ESA(1991年):19W
・TC-K333ESA(1991年):24W
・TC-K555ESA(1991年):24W
・TC-K222ESJ(1993年):22W
・TC-K333ESJ(1993年):26W
・TC-K555ESJ(1993年):26W
・TC-KA3ES(1995年):23W
・TC-KA5ES(1995年):27W
・TC-KA7ES(1995年):27W
メカが一新されたESG以降、20Wを切っていたが、ESJで謎の上昇、TC-KA3ESでも高いままなので、ドルビーSの分?
TC-K222ESJは、向かって左側面がかなり熱くなるので、特に夏は気分的に良くない。
関連:[SONY] ESシリーズの変遷と比較(ESG→ESL→ESA→ESJ→KA*ES) [カセットデッキ]
廉価3ヘッド機
シングルキャプスタンの、廉価3ヘッド機。
・TC-K600(1988年):14W
・TC-K700S(1993年):17W
・TC-K710S(1995年):17W
旧メカのTC-K600が低く、TC-K700S/TC-K710Sが高いのは、ドルビーSの分?と思われるも、メカが異なるので判断できない。
↑TC-K700S/TC-K710Sに載っているドルビーSの基板(CXA1417Q)
関連:[SONY] 廉価の3ヘッド機(TC-K600,TC-K700S,TC-K710S) [カセットデッキ]
オートリバース機
長時間再生が可能なオートリバース機は、消費電力が電気代に大きな影響を与える。
・TC-R302(1986年):17W
・TC-R502(1986年):17W
・TC-R303(1987年):17W
・TC-RX50(1988年):13W
・TC-RX51(1988年):13W
・TC-RX80(1988年):19W
・TC-RX55(1989年):16W
・TC-K500R(1989年):15W
・TC-RX70(1990年):21W
・TC-RX77(1991年):16W
・TC-RX79(1992年):16W
・TC-RX711(1993年):16W
・TC-RX715(1994年):16W
・TC-RX311(1995年):17W
・TC-RX300(1996年):19W
・TC-RX1000T(1994年):16W
・TC-RX2000T(2003年):16W リバースなし
メカが変わった直後のTC-RX70は、同時期のES機であるTC-K222ESG(19W)よりも高いという謎仕様!
FL管はTC-RX55(16W)と同じはずなので、より謎は深まる!
関連:[SONY] TC-RXシリーズの変遷と比較 [オートリバース機]
ダブルデッキ
メカを2台搭載するダブルデッキは、当然ながら、概して消費電力大きい(20W以上)ので略すが、最後期のモデルだと、以下のように低いモデルがある。
・TC-WE435(1999年):16W
関連:[SONY] カセットデッキの最終モデル [標準サイズ]
コンポのオプション
コンポのオプションのモデルなら、以下のように消費電力が小さく済む。
・TC-S1(1995年):11W
・TC-TX9(1996年):11W
・TC-TX77(1996年):11W
・TC-TX717(1997年):11W
・TC-PX100(1998年):10W
電気代の計算方法
1時間あたりの電気代=消費電力(kW)×1kWhあたりの料金単価(円/kWh)
1kWhあたりの料金単価は、2021年時点で20円前後~(から)だが、
関連:料金単価表 – 電灯 (東京電力)
一般的に27円/kWhとする。
例えば、20W(=0.02kW)のカセットデッキを1時間使ったとすると、
0.02kW×27円/kWh=0.54円
5時間では、
0.54円×5時間=2.70円
1日(24時間)では、
0.54円×24時間=12.96円
1ヶ月(30日)では、
12.96円×30日=388.8円
1年(365日)では
12.96円×365日=4,730.4円
となる。
安価な扇風機(ACモーター)の消費電力は10-40W程度なので、風量「中」で使うのと同程度?
カセットデッキが常に20Wを消費し続けているかは、ワットモニターを使って確かめてみよう。
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