[SONY] ピンチローラーの軸の劣化 [カセットデッキ]
白軸
ピンチローラーは、消耗品だ。
テープとの摩擦によるツルツル化、ゴムの経年劣化によるヒビ割れ、なら分かるが、SONY機に於いては、以下のように「軸」がボロボロになる!
写真左の軸周辺の白い充填剤が劣化し、右のようにプラ軸を巻き込んでボロボロになる。
軸がこのようになると、当然ピンチローラーの回転がガタガタとなり、まともに使用できなくなる。
この白い軸は、TC-RX70(1990年発売)以降の、メカにTCM-200を採用した機種以降に多く見られる。
関連:[SONY] メカデッキ(TCM-110/TCM-CMAY/TCM-170/TCM-200/TCM-190)について [カセットデッキ]
この「ボロボロ」は、エタノール等のクリーニング液が原因とも言われるが、クリーニングする箇所にクリーニング液が付いたらダメとは、全く意味が分からない。
これが、日本を代表する一流企業(仮)、世界のSONYである。
黒軸
TC-RX70より前の、TC-RX50/TC-RX51/TC-RX55には、軸が黒いものが使われており、白とは異なり、軸の劣化はない。
軸の劣化がないといっても、ゴムは劣化するので、交換の必要がある。
テープに被害
ピンチローラーが劣化すると、テープの走行が不安定になるだけでなく、テープが巻き込まれる。
研磨すると形が歪(いびつ)になってしまうし、固くなっているものは研磨しても意味がないので、交換した方が確実で早いし楽。
SONYの新品純正品は既に手に入らないが(あっても劣化してる)、使用可能な社外品があるので、それと交換しよう。
交換可能な機種とサイズは、以下の記事を参照のこと。
関連:[SONY] ピンチローラーの交換(型式と大きさ) [カセットデッキ]
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