[アジマス] 謎のリサジュー図形を追う [カセットデッキ]

2022年10月16日



以前の、TC-K222ESAで、再生開始時に必ずBADとなり、その後しばらくしてGOODで安定する問題。

関連:[謎] 安定までに時間が掛かるリサジュー図形 [TC-K222ESA]

コメントをいただいたので、色々と試してみよう。

純正(=大昔)のゴムベルトを外し、
純正ゴムベルト_TC-K222ESA
(純正:3.3mm幅 折長116mm)

若干小さい、互換品に交換する。
互換ゴムベルト(4mm)_TC-K222ESA
(互換:4mm幅 折長112mm)

だが、状況は変わらなかった。

関連:[SONY] ゴムベルトの交換(型式と長さ) [カセットデッキ]

次に、両方のピンチローラーを、徹底・徹底・徹底・徹底・徹底的に掃除する。

これにより、BADから始まるのは不変だが、BADの時間が明らかに短くなった。

次に、ピンチローラーを交換する。

巻き取り側ピンチローラー交換
→不変(BAD時間短)

送り側ピンチローラー交換
→不変(BAD時間短)

ピンチローラーの交換でも、不変であった。

関連:[SONY] ピンチローラーの交換(型式と大きさ) [カセットデッキ]

だが、徹底掃除により、安定までの時間に短縮が見られたので、これで妥協(敗北)することとし、ケースを閉じて棚に設置すると、再び最初の状態に!

前回はBADが3.76秒だったので、悪化してる!

意味が分からない。

途中段階の徹底掃除で改善したところをみると、ピンチローラーに一因があるようだが、必ずBADから始まるのは不変だったので、他に原因があるということになる。

ピンチローラーを分解して徹底掃除した後、表面を見ると、適度な摩擦もあり、まだ十分使えるように見えるが、古くなると、ゴムから油分が出るなどして、綿棒掃除では除去できなくなる?

毎回、メカを取り出しての徹底掃除は面倒すぎるので、古くなったピンチローラーは、掃除後に使えるようでも、新品に交換した方がいいだろうね。

特に送り側は、打ち抜く必要があり、テープパスの問題もあるので、交換を躊躇(ためら)いやすい。

送り側ピンチローラーの交換

ということで、謎は解決していない!

つい先日まで異常はなかったし、ヘッド周辺のネジには触れていない(緩み止め剤)。

送り側も、21.1mmで計測し、目視でもテープパス確認済である。

21.1mm

問題は、なぜ再生開始時に必ずBADから始まるのか、という点である。

関連:カセットデッキのアジマス調整の方法

関連:カセットデッキのアジマス調整用ネジの場所



Posted by nakamura