「aiwa」復活も迷走、再び「行方不明」となる懸念!
オーディオ・ビジュアル機器のブランドであるアイワ。
ロゴは、大文字の「AIWA」、宇宙書体(謎)的な「AIWA」、小文字の「aiwa」がある。
愛興電気産業
1951年創立の愛興電気産業株式会社を元とする「AIWA(アイワ)」。
オーディオ製品のEXCELIA(エクセリア)やSTRASSER(シュトラッサー)等を展開していたが、2002年12月1日にソニーに吸収合併され、ソニーの1ブランドとなり、2008年に終息し消えた。
アイワ株式会社
2017年2月に十和田オーディオが「アイワ」ブランド商標権をソニーから取得し、同年4月に子会社としてアイワ株式会社を設立。
十和田オーディオはソニーの下請けでラジオ等を製造していたので、ラジオを出してくるのではと期待するも、出たのは中国TECSUNのラジオのガワを変えただけ。
関連:[AIWA] AR-MD20とAR-MDS25 [短波ラジオ]
aiwaのAR-MD20の元は、TECSUNのPL-310ETである。
aiwaのAR-MDS25の元は、TECSUNのPL-398MPである。
まぁ、ラジオ衰退どころか消失の昨今、オリジナルの新機種を出す意味はない?
関連:「aiwaは日本で生まれた宝物」9年ぶり復活の理由を語る
aiwaデジタル
2022年6月、JENESIS株式会社が「aiwa」の「デジタル分野に於ける商標使用権」を獲得し、スマートフォンやタブレットの販売を開始すると発表。
こちらのサイトは「アイワマーケティングジャパン株式会社」が運営する「aiwaデジタル」で、
関連:aiwaデジタル
株主は
・JENESIS株式会社:90%
・アイワ株式会社:10%
となっている。
2022年11月1日に発売されたスマートフォンである「JA2-SMP0601」は、RAM 2GB、ROM 32GBという、いつの時代のスマホだ?というスペック。
# 2016年あたりでもRAM 2GB、ROM 32GBは普通。
当然売れるはずもなく、2023年3月8日に、税込17,800円から16,800円に値下げ。
「通常17,800円、特価で16,800円」だったのが、「通常16,800円」にしたと思われる。
「aiwa」は何処へ?
もはや「aiwa」は何なのか?
aiwaデジタルはイメージキャラクターを設定するも、人選が…
J社社長は、発表会の中で、以前から、アイワに強い憧れを持っていたこと、J社がこれまで500製品以上、累計出荷300万台もの開発・製造受託を請け負って来たことなどを説明。
また、アイワブランドの認知度調査の結果、20代の女性は少ないものの、40代以上の男性は71%と圧倒的な認知度を誇り、「他のオーディオメーカーにも劣らない認知度があると思っている。アイワは日本の宝物だ」と語り、「アイワを再び世界のブランドにしたい」と想いを語った。
aiwaデジタル製品シリーズのイメージキャラクターには、ミュージシャン・俳優のI氏が就任。
音楽・映像業界で表現者として長年活躍、時代ごとに絶え間なく変化し成長し続けてきた「本物」であるI氏を起用し、「aiwaデジタルもブランドの歴史を大切にしながらも変化し成長を続け、Iさんのような本物になる」というコンセプトで撮影された第一弾のビジュアルも公開。
リーフレットやポスターをはじめ、webでも広告販促を展開していく予定。
関連:新生aiwa、特価16,800円のスマホや、タブレットなどを9月発売 (2022年8月24日)
初代イメージキャラクター
aiwaデジタルイメージキャラクターに石橋凌さんが就任しました!これから広告販促などに展開していく予定です。https://t.co/A6bRYBULCd#aiwa #aiwaデジタル #石橋凌
— aiwaマーケティング (@aiwamarketingjp) August 24, 2022
「本物」であるI氏(笑)
Iさんも断らないのね。
なお、以下の「新イメージキャラクター」の就任により、Iさんの就任の告知は消され、サイトからは一切の情報が消失している。
魚拓:Iさんがaiwaデジタルイメージキャラクターに就任 (2022年8月24日)
新イメージキャラクター
2024年9月、新イメージキャラクターにG氏が就任!
aiwaの新イメージキャラクターにサッカー元日本代表の中山雅史氏が就任🔥
アツいコメントをいただいています!
製品の魅力を届けるため、新コンセプトでPRを展開してまいります✨️#aiwa #中山雅史 #ゴン中山 pic.twitter.com/CmiQgurvI4— aiwaマーケティング (@aiwamarketingjp) September 2, 2024
今度は「勇猛果敢」らしい(笑)
G氏を久しぶりに見たが、見ない間にかなり●いたようで、動画では目がシワシワ!
そりゃ、もう56歳だからね…
関連:aiwaの新イメージキャラクターにサッカー元日本代表のG氏が就任 (2024年9月2日)
相変わらずの人選だが、この調子だと、次は巨人のM木や、卓球のIちゃん、音楽関係ではTK氏あたりかな?
そのうち、某研究所が、aiwaブランドで件(くだん)のカセットテープを出してきたりして(笑)
関連:[磁気研究所] 劣悪とウワサのHIDISCのカセットテープ HDAT60N10P2(60分) [HIDISC]
関連:[磁気研究所] 100円ショップの90分テープ(HDAT90N1P) [HIDISC]
他のブランド
まぁ、SANSUI(山水)やYASHICA(ヤシカ)等、意味不明になるよりはマシなのか?
関連:[ラジカセ] SCR-B2(80年代風),SCR-3(70年代風) [SANSUI]
株式会社ドウシシャがSANSUIブランドの音響製品を生産していたが、2021年8月、ライセンサーとのブランドライセンス契約期間が満了となったのに伴い、SANSUIブランド製品の生産終了。
東芝のオーディオブランドであった「Aurex」は、東芝エルイートレーディング株式会社のものであるが、東芝ライフスタイルグループ(中国・美的集団の合弁会社で、同集団が株式の80.1%を保有、残り19.9%は東芝が保有)なので、ギリギリ「東芝」と言えるが、製品の質は非常に低い。
「ハイレゾ対応」を謳うラジカセであるTY-AK2を出しているが、一体何がハイレゾ対応?
↑TY-AK2(2020年9月発売)
前モデルのTY-AK1は、テープの蓋が壊れるという、製品以前の問題。
↑TY-AK1(2018年3月発売)
「東芝」を名乗るものの、やはり中華クオリティー、往年のAurexが泣いている。
だいたい、「Aurex」ブランドの付いた機種は以下の通りであるが、
・TY-AK1
・TY-AK2
・TY-AK21
・AX-W10
・AX-W10C
・AX-T10
・AX-R10
・AX-R10C
・TY-ANK1
ハイレゾ対応(謎)を謳うTY-AKシリーズはいいとしても、他は「Aurex」を振り過ぎでは?
関連:2023年時点でも新品で手に入るカセットデッキやラジカセ、カセットテープ、クリーニングキット
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