[mp3] どのビットレートが最良? [検証]

2022年9月28日



mp3は、どのあたりで高音を切り捨てているのかを調べる。

まず、48kHz 16bitにて、0-24kHzのWAVファイルを作る。

音はこんな感じ。

この動画では聴こえているが、15kHzあたりを過ぎると、聴こえなくなる。

おおよそ、24kHz付近まで出ている。

次に、このWAVファイルをmp3にエンコードする。

エンコードには、古いソフトであるが、「午後のこ~だ」を使用した。

ビットレートの選択肢は、上記の通り。

次に、各種ビットレートでエンコードしたmp3ファイルを、WAVファイルにデコードする。

WAVファイルをWaveSpectraで再生し、スペクトルを見る。

320kbps(変化なし)

256kbps(変化なし)

変化が現れたのは、192kbpsの時である…

21kHzで落ちている。

人間の耳には聴こえにくいため、切り落としたのだろう。

以下同様に、160kbps、128kbps、96kbps、64kbpsも調べた。

その結果…

320kbps(24kHz)
256kbps(24kHz)

24kHz
21
18.5
15
12
8.2

聴く人の耳や機材、エンコーダーにもよるが、192kbpsであれば聴き分け困難と思われるが、

このようにして調べてみると、256kbps以上にしておくのが、精神的には良(笑)

なお、容量の関係も含めると、次の通り。

320kbpsでも、元の20%(5分の1)に容量が下げられる。

256kbpsなら、音質に変化を与えず、さらに4%下げられる。

まぁ昨今はストレージも大容量であり、スマホでも64GB時代なので、容量に関しては神経質になることはなかろうが…

以前は、高音云々とは別にシャラシャラした音になることが嫌われたが、今のエンコーダーは優秀であり、再生側(デコーダー)も補完機能等があるので、より区別が付かなくなっている状況だ。

関連:午後のこ~だ

関連:WaveSpectra



Posted by nakamura