[SONY] CDP-P79とCDP-P71 [CDプレーヤー]
CDP-P79とCDP-P71は、横幅225mmの小型の据置型のCDプレーヤーである。
↑CDP-P79(1989年) 22,000円
↑CDP-P71(1990年) 22,000円
サイズは両機とも幅225×高さ65×奥行230mmで、重量は2kg。
価格は両機とも22,000円で、SONYの据置型のCDプレーヤーとしては最安レベル。
CDを聴くのにポータブル機は嫌だし、だからといって大きな据置機は大袈裟!というワガママなヤング諸氏に、横幅225mmのCDプレーヤーが大人気!という、未確認情報。
掲載カタログ
CDP-P79は1990年2月の「コンパクト・ディスクプレーヤー 総合カタログ」に「新発売」として、CDP-P71は1991年10月の同カタログなどに掲載されている。
同じ部分
・デジタルフィルター:4倍オーバーサンプリングデジタルフィルター
・D/A変換:デュアルD/Aコンバーター
・サーボ回路:SサーボIII
・ヘッドホン端子は6.3mmではなく3.5mm(ミニジャック)で、ボリュームがあるので音量調整可能。
・付属リモコン:RM-D195
両機の差
CDトレイの表記やボタンの形状、FL管の内容が違うくらいで、他はほとんど差がない?
CDP-P79ではトレイと再生ボタンの間にあった開閉ボタンが、CDP-P71はよりトレイ寄りになった。
ミュージックカレンダーが、CDP-P79は横並び(12曲)、CDP-P71は、後に一般的となる格子状(20曲)。
FL管の色が、CDP-P79の多色から、CDP-P71では単色となった。
ただ、多色といっても、色があるのは、緑色(再生)と黄色(一時停止)くらいか?
スペック的には、ヘッドホン出力レベルが大きく異なるが…
・周波数特性:2Hz-20kHz ±1dB
・全高調波歪率:0.05%以下(EIAJ)
・SN比:95dB以上(EIAJ)
・出力レベル:2Vrms(固定)
・ヘッドホン出力レベル(32Ω):11mW(CDP-P79)/3.5mW(CDP-P71)
・消費電力:10W
・外形寸法:幅225×高さ65×奥行230mm
・重量:2kg
両機とも、背面の出力はライン出力が1系統だけで、デジタルアウトはない。
両機の差はあるにはあるが、1年ほどの間に後継機(CDP-P71)を出すほどの差はあるのか?
それとも、隠れた差があるのか?
あと、型式の数字が下がっているのも気になる。
ピックアップ
両機ともKSS-211Aだが、KSS-211Aは入手困難。
後の小型モデル(横幅225mm)であるCDP-P91(1993年)とは、ピックアップが異なるので注意。
海外モデル
CDP-P79の海外機は、CDP-S37/CDP-S207であるが、FL管が単色となっている。
ピックアップはKSS-211A、デジタルアウトはない。
CDP-P71の海外機は、CDP-S41である。
ピックアップはKSS-240A、デジタルアウトはない。
他の小型モデル
・CDP-P91(1993年):幅225×高さ75×奥行230mm:1.8kg
・CDP-S35(1995年):幅280×高さ82.5×奥行285mm:2.2kg
・CDP-A39(1998年):幅280×高さ82.5×奥行285mm:2.2kg
関連:[SONY] CDP-S35(1995年発売)のレビュー [CDプレーヤー]
関連:[SONY] CDP-A39(1998年発売) [CDプレーヤー]
CDP-P91は高さは10mm増したものの、幅と奥行きは同じなのだが、
↑CDP-P91(1993年) 22,000円
丸みを多用し過ぎでデザイン壊滅!
MDデッキであるMDS-102(1994年)とデザインを合わせたのだろうが…
だが、CDP-P91は光デジタル出力(角型)を搭載、ピックアップも互換品の入手が容易なKSS-240Aなので、
見た目が気にならないなら、選択肢に入れても良いかは知らない。
関連:[SONY] パルスD/Aコンバーターとは? [CDプレーヤー]
関連:[SONY] CDP-990(1989年)とCDP-M99(1990年)の比較 [CDプレーヤー]
関連:[SONY] CDP-391/CDP-311/CDP-315 [CDプレーヤー]
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません