[SONY] MDR-R10(36万円)/MDR-CD3000(5万円) [ステレオヘッドホン]
3万6千円ではありません、36万円です!
↑MDR-R10(1989年) 360,000円
ソニーの音響技術の粋を結集。
全ての部品に厳選素材を使用し完成した幻の名機。
高音質を追求し続けてきたMDRシリーズが10周年を迎えた記念すべき年に最新、最高の技術を注力してつくられたフラグシップモデル。
樹齢200年以上のケヤキの赤身材をハウジングに使った独特の外観。
振動板には天然繊維のバイオセルロースを、イヤーパッドにはギリシャ産のラムスキンなど天然素材をふんだんに使用。
そのため、受注生産というスタイルでシリアルナンバーを刻印して販売していました。
圧倒的な存在感を持つMDR-R10は、今でもオーディオファンの間で語り継がれる名機です。
ステレオヘッドホン MDR-R10
標準価格:360,000円(税別)
●天然繊維が生んだバイオセルロース振動板
ナチュラルで広がり感のある音を求めて、振動板には世界で初めてバイオセルロースを採用。
これは自然界のバクテリアがつくる天然繊維から誕生した新しい素材。
今までの振動板では体験できなかった繊細で自然な音を再現します。
●けやき無垢材による大容量ハウジング
音質に影響を与えるハウジングに天然けやき無垢材を使用。
自然に響かせる優れた音場空間を生み出します。
●しなやかな肌触りのラムスキン採用イヤーパッド
一頭からから約一台分しか取れないギリシャ産ラムスキンを採用。
自然な肌触りが優しく耳を覆い長時間でも快適なリスニングがお楽しみいただけます。
●ヘッドバンドの調節が不要なフリーアジャスト方式ヘッドバンド
●優れた信号伝送特性を誇る高純度99.9999%LC-OFCリッツ線採用
●マグネシウム合金の採用でいっそう軽量化したハンガー部
●接触ロスによる音質劣化を防ぐロジウムベース純金メッキプラグ
●保管、輸送に便利な鍵付高級ハードケース付属
楠材を使用していますので、防虫効果があります。
MDR-R10の仕様
・型式:密閉ダイナミック型
・使用ユニット:口径50mmドーム型(バイオセルロース振動板、CCAW採用)
・感度:100dB/mW
・再生周波数帯域:20-20,000Hz
・インピーダンス:40Ω
・最大入力:1,000mW
・コード:3m 6N-LC-OFCリッツ線(正絹袋打ち被覆) ←「しょうけん」と読む
・入力プラグ:ステレオ標準プラグ(ロジウムベース金メッキ)
・重量:約400g(コード除く)
・製造打切年:2004年9月
・補修用性能部品保有期間:6年
・修理対応終了年:2010年9月
シグナルセレクター DRC-R10
標準価格:50,000円(税別)
ヘッドホン端子のないアンプのスピーカー端子に接続して、スピーカーとヘッドホンの出力切替えができます。
その他
MDR-R10は、1989年発売であり、1994年頃のヘッドホン関連の総合カタログにも掲載されている。
「鍵付」高級ハードケース(笑)
バイオセルロースが劣化し、令和では(以下略)
税別36万円など高くて買えないということで、バイオセルロース振動板を使用した、廉価版のMDR-CD3000が存在していた。
ステレオヘッドホン MDR-CD3000
標準価格:50,000円(税別)
●天然繊維から生まれたバイオセルロース振動板
振動板には自然界のバクテリアがつくる、天然繊維から生まれたバイオセルロースを採用。
繊細で自然な音を再現します。
●装着感と音質を高めるイヤーコンシャスデザイン
ドライバーユニットを人間の耳の角度にあわせて配置。
耳への圧迫感をなくし、自然な音質と快適な装着感を両立させました。
●共振による音の濁りを低減させる植物繊維をハウジング素材に配合
●スケール感に満ちた音を再現する大口径50mmのドライバーユニット
●繊細な音色を表現する高磁力ネオジウムマグネット ←正しくは「ネオジム」
●美しい響きを守るハウジングフローティングメカニズム採用
●イヤーパッドに天然コラーゲン複合素材使用
●ヘッドバンド調整不要のフリーアジャスト機構
●保管用ハードケース付属
MDR-CD3000の仕様
・型式:密閉ダイナミック型
・使用ユニット:口径50mmドーム型(バイオセルロース振動板)
・感度:104dB/mW
・再生周波数帯域:20-20,000Hz
・インピーダンス:32Ω
・最大入力:1,000mW
・コード:3m 6N-OFCコード(片出し)
・入力プラグ:ステレオ2ウェイプラグ(24K金メッキ)
・重量:約400g(コード除く)
・製造打切年:2004年12月
・補修用性能部品保有期間:6年
・修理対応終了年:2010年12月
MDR-CD3000のハードケースに鍵はないのか…
カタログ
両機とも、製造打切年は2004年だが、両機とも、2001年2月の「SONY ヘッドホン アクティブスピーカーシステム マイクロホン 総合カタログ」に掲載されているので、10年以上は作られていたようだが、36万円のMDR-R10は受注生産だろうから…
「バクテリアが作ったバイオセルロース」と聞いて、「バクテリア=バイ菌、ウイルス」などと無学が想像してしまい、汚らしいモノ/危●物/●染/発●と認識し、購入を見送った人物がいるのかは知らない…
関連:[SONY] 製造打切年/補修用性能部品保有期間/修理対応終了年 [オーディオ]
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