激安温湿度計を単三仕様に改造

2024年5月25日



以前、AliExpressで購入した、温湿度計。

当時の価格は、1個123円。

安価ではあるが、示す値は、それなりに正確。

関連:温湿度計(アマゾンでの同等品)

若干視野角が狭い(特に下方向)。

外装は、何かに埋め込んで使うような感じに見える。

LR44が2個必要だが、1個でも動作する。

温湿度計

現在、液晶モニターの右上角に、両面テープで固定している。

端なので、液晶モニターから生じる熱の影響は、ほぼ受けない。

電池が消耗すると表示が薄くなるが、LR44の交換が面倒なので、単三電池で動くように改造する。

LR44は1.5Vであり、1個でも動作するということは、2個は並列つなぎであり、容量を増すためのものだろう。

よって、電圧は1.5Vで問題なく、単三電池1本で動くはずだ。

外装上下面の穴にマイナスドライバーを挿し込み、押してツメを外し、分解する。

温湿度計

矢印は上下判別のために付けたもの。

ケーブル引き出し用の穴を開ける。

温湿度計

位置は、内から見て左上(裏から見て右上)が適する。

LR44用の端子に、電線をハンダ付けする。

温湿度計

極性は、端子の底面がマイナス(黒)、側面がプラス(赤)である。

並列なので、付けるのはどちらか片方だけでよい。

ケース内部でのケーブルの取り回しだが、ちょうど隙間があるので、加工不要。

温湿度計

扱いやすくするため、脱着式のケーブルを使用。

温湿度計

単三1本の電池ケースを入手。

温湿度計

ホームセンターで150円したが、アマゾンだと85円で買える。

関連:電池ボックス UM-310NH

電池ケースのラグ端子に、脱着式のケーブルをハンダ付け。

温湿度計

こちらも、極性に注意。

かなり手早く付けないと、ボックスが熱で溶けてしまう!

温湿度計

電池を入れ、両者をつなげば完成。

温湿度計

温湿度計をモニター角に貼り付け、

温湿度計

電池ケースは、モニター裏面の上部に貼り付けた。

温湿度計

電池は軽いので、モニターの負荷にはならない。

モニターから出る熱のため、温度は室温よりも高くなる。

ケーブルは、下に曲げると、正面からは見えなくなる。

温湿度計

ボタン電池でもそれなりの期間動くので、アルカリ乾電池ではなく、マンガン乾電池で十分だろう。

温湿度計

なお、LR44の容量は、1個110mAh、2個で220mAh。

単三マンガン乾電池の容量は、1000mAh(定電流連続放電10mAの場合)。

10mA必要時、LR44×2個時に比べ、約4.5倍持つ、ということになる。

この温湿度計が10mAということはないだろうから(もっと小さい)、さらに持つかもしれない。

より大きな単二電池だと単三の4倍、単一だと8倍持つ!

温湿度計

なお、ニッケル水素充電池だと、電圧が1.2Vと低く、表示が暗いので不適。

2024年5月:白い方も単三電池仕様にした。

関連:LR44の公称容量:110mAh (Panasonic)

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Posted by nakamura