激安温湿度計を単三仕様に改造
以前、AliExpressで購入した、温湿度計。
当時の価格は、1個123円。
安価ではあるが、示す値は、それなりに正確。
若干視野角が狭い(特に下方向)。
外装は、何かに埋め込んで使うような感じに見える。
LR44が2個必要だが、1個でも動作する。
現在、液晶モニターの右上角に、両面テープで固定している。
端なので、液晶モニターから生じる熱の影響は、ほぼ受けない。
電池が消耗すると表示が薄くなるが、LR44の交換が面倒なので、単三電池で動くように改造する。
LR44は1.5Vであり、1個でも動作するということは、2個は並列つなぎであり、容量を増すためのものだろう。
よって、電圧は1.5Vで問題なく、単三電池1本で動くはずだ。
外装上下面の穴にマイナスドライバーを挿し込み、押してツメを外し、分解する。
矢印は上下判別のために付けたもの。
ケーブル引き出し用の穴を開ける。
位置は、内から見て左上(裏から見て右上)が適する。
LR44用の端子に、電線をハンダ付けする。
極性は、端子の底面がマイナス(黒)、側面がプラス(赤)である。
並列なので、付けるのはどちらか片方だけでよい。
ケース内部でのケーブルの取り回しだが、ちょうど隙間があるので、加工不要。
扱いやすくするため、脱着式のケーブルを使用。
単三1本の電池ケースを入手。
ホームセンターで150円したが、アマゾンだと85円で買える。
電池ケースのラグ端子に、脱着式のケーブルをハンダ付け。
こちらも、極性に注意。
かなり手早く付けないと、ボックスが熱で溶けてしまう!
電池を入れ、両者をつなげば完成。
温湿度計をモニター角に貼り付け、
電池ケースは、モニター裏面の上部に貼り付けた。
電池は軽いので、モニターの負荷にはならない。
モニターから出る熱のため、温度は室温よりも高くなる。
ケーブルは、下に曲げると、正面からは見えなくなる。
ボタン電池でもそれなりの期間動くので、アルカリ乾電池ではなく、マンガン乾電池で十分だろう。
なお、LR44の容量は、1個110mAh、2個で220mAh。
単三マンガン乾電池の容量は、1000mAh(定電流連続放電10mAの場合)。
10mA必要時、LR44×2個時に比べ、約4.5倍持つ、ということになる。
この温湿度計が10mAということはないだろうから(もっと小さい)、さらに持つかもしれない。
より大きな単二電池だと単三の4倍、単一だと8倍持つ!
なお、ニッケル水素充電池だと、電圧が1.2Vと低く、表示が暗いので不適。
2024年5月:白い方も単三電池仕様にした。
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