[SONY] TC-RX470とTC-K470の比較 [海外モデル]

2022年1月5日



TC-RX470とTC-K470は、1991年前後に発売された、海外モデル。

TC-K470
↑TC-K470

・TC-RX470:アメリカ、カナダ
・TC-K470:イギリス、ドイツ

1991年の日本モデルには、TC-RX77が存在し、両機とも、見た目はそれに類似する。

TC-RX77_カタログ
↑TC-RX77(1991年発売)

関連:[SONY] TC-RXシリーズの変遷と比較 [オートリバース機]

TC-RX470

1991年

TC-RX470

見た目はTC-RX77に近いオートリバース機。

電源:AC 120V 60Hz 17W

日本製。

メカはTCM-200R7。

電源ボタン下のTIMERスイッチがない。

DISPLAY MODE、FADER、ARLのボタンがない(機能もない)。

REC LEVELは自動で回らない(赤ランプもない)。

MPX FILTERのボタンがない(機能もない)。

ヘッドホン端子はあるが、音量調整ができない(=爆音)。

BIAS調整可能。

マイク端子(L/R)あり。

Dolby NRはBとC。

周波数特性:30-14kHz(TYPE I)

前面端子(MIC/ヘッドホン)は金メッキ?

クイックリバースあり。

カセットリッドには「QUICK REVERSE」「3 MOTOR TRANSPORT MACHANISM」とあるだけで、TC-RX77のような「LASERAMORPHOUS HEAD」の記載はない。

関連:[SONY] LC-OFC/PC-OCC巻線レーザーアモルファスヘッド [カセットデッキ]

TC-K470

1991年-1992年

TC-K470

TC-RX470同様、見た目はTC-RX77に近い機種。

日本製。

メカはTCM-200V6。

2ヘッド機だが、オートリバースはなく、再生は片方向だけ。

電源ボタン下のTIMERスイッチがない。

再生は片方向だけなので、DIRECTIONボタンはない。

DISPLAY MODE、FADER、ARLのボタンがない(機能もない)。

REC LEVELは自動で回らない(赤ランプもない)。

TC-RX470とは異なり、MPX FILTERのボタンはある。

ヘッドホン端子があり、音量調整も可能。

BIAS調整可能。

マイク端子なし。

Dolby NRはBとC。

周波数特性:30-15kHz(TYPE I)

周波数特性はTC-K470の方が若干良い。

カセットリッドには「HIGH DENSITY HEAD」「3 MOTOR TRANSPORT MACHANISM」とあるだけで、TC-RX77のような「LASERAMORPHOUS HEAD」の記載はない。

TC-K470

関連:[SONY] LC-OFC/PC-OCC巻線レーザーアモルファスヘッド [カセットデッキ]

TC-RX470とTC-K470

TC-RX470とTC-K470は同じサービスマニュアルであるが、確実に異なる機種。

TC-K470は2ヘッドだが片方再生のみなので、最廉価機種?

TC-K470のメカはTCM-200xなので、オートリバースの片方を無効にしたように思えるが、周波数特性が異なるので、ヘッドは別物?

両機とも、周波数特性はTC-RX77(25-16kHz,TYPE I)よりも劣るので、廉価版のヘッド?

自動REC LEVELの類がバッサリ切り落とされているが、それが不要という人には向くが、TC-RX470は音量調整ができず、TC-K470は片方向再生だけなので注意。

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Posted by nakamura