[SONY] TC-RX470とTC-K470の比較 [海外モデル]
TC-RX470とTC-K470は、1991年前後に発売された、海外モデル。
↑TC-K470
・TC-RX470:アメリカ、カナダ
・TC-K470:イギリス、ドイツ
1991年の日本モデルには、TC-RX77が存在し、両機とも、見た目はそれに類似する。
↑TC-RX77(1991年発売)
関連:[SONY] TC-RXシリーズの変遷と比較 [オートリバース機]
TC-RX470
1991年
見た目はTC-RX77に近いオートリバース機。
電源:AC 120V 60Hz 17W
日本製。
メカはTCM-200R7。
電源ボタン下のTIMERスイッチがない。
DISPLAY MODE、FADER、ARLのボタンがない(機能もない)。
REC LEVELは自動で回らない(赤ランプもない)。
MPX FILTERのボタンがない(機能もない)。
ヘッドホン端子はあるが、音量調整ができない(=爆音)。
BIAS調整可能。
マイク端子(L/R)あり。
Dolby NRはBとC。
周波数特性:30-14kHz(TYPE I)
前面端子(MIC/ヘッドホン)は金メッキ?
クイックリバースあり。
カセットリッドには「QUICK REVERSE」「3 MOTOR TRANSPORT MACHANISM」とあるだけで、TC-RX77のような「LASERAMORPHOUS HEAD」の記載はない。
関連:[SONY] LC-OFC/PC-OCC巻線レーザーアモルファスヘッド [カセットデッキ]
TC-K470
1991年-1992年
TC-RX470同様、見た目はTC-RX77に近い機種。
日本製。
メカはTCM-200V6。
2ヘッド機だが、オートリバースはなく、再生は片方向だけ。
電源ボタン下のTIMERスイッチがない。
再生は片方向だけなので、DIRECTIONボタンはない。
DISPLAY MODE、FADER、ARLのボタンがない(機能もない)。
REC LEVELは自動で回らない(赤ランプもない)。
TC-RX470とは異なり、MPX FILTERのボタンはある。
ヘッドホン端子があり、音量調整も可能。
BIAS調整可能。
マイク端子なし。
Dolby NRはBとC。
周波数特性:30-15kHz(TYPE I)
周波数特性はTC-K470の方が若干良い。
カセットリッドには「HIGH DENSITY HEAD」「3 MOTOR TRANSPORT MACHANISM」とあるだけで、TC-RX77のような「LASERAMORPHOUS HEAD」の記載はない。
関連:[SONY] LC-OFC/PC-OCC巻線レーザーアモルファスヘッド [カセットデッキ]
TC-RX470とTC-K470
TC-RX470とTC-K470は同じサービスマニュアルであるが、確実に異なる機種。
TC-K470は2ヘッドだが片方再生のみなので、最廉価機種?
TC-K470のメカはTCM-200xなので、オートリバースの片方を無効にしたように思えるが、周波数特性が異なるので、ヘッドは別物?
両機とも、周波数特性はTC-RX77(25-16kHz,TYPE I)よりも劣るので、廉価版のヘッド?
自動REC LEVELの類がバッサリ切り落とされているが、それが不要という人には向くが、TC-RX470は音量調整ができず、TC-K470は片方向再生だけなので注意。
関連:[SONY] TC-RXシリーズの変遷と比較 [オートリバース機]
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