[SONY] エンブレムの種類と交換 [カセットデッキ]
SONYのカセットデッキやCDプレーヤー、チューナーなどの左上にある、SONYのエンブレム。
このエンブレムも、製品を構成する部品の1つである。
エンブレムのパーツNoは、いくつかある模様。
カセットデッキの場合
・4-908-848-01 EMBLEM, SONY
・4-942-568-01 EMBLEM(NO.5), SONY
このエンブレムは、SONYのカセットデッキの象徴といえるが、飛び出ていることもあって、傷が付きやすい。
傷が付いたエンブレムが気になるのなら、ジャンク機からエンブレムを取り外し、移植するという手がある(後述)。
当然ながら、移植の際は、エンブレムが同じ大きさかを確認しておく必要がある。
小型のデッキ(MDS-S37やCDP-S35など)には、小さいエンブレムが使われている。
アルミのエンブレム
エンブレムはアルミ製で、裏面には大小2つの突起があり、
本体側にはそれに応じた穴が開いている。
穴と突起は位置決めのものであり、固定はできないので、強力な両面テープで貼り付けられている。
エンブレムには、光が当たった際に光るように筋が入っているが、この筋が深いものと浅いもの、筋のないものがある。
↑筋の深いエンブレム
↑筋の浅いエンブレム
↑筋のないエンブレム
光り方は筋の深い方が良いので、ES機には深い方、廉価機には浅い方が使われていると考えたが、RX機に筋の深いエンブレムが使われていたので、そうでもないようだ。
プラスチックのエンブレム
見た目は同じでも、CDプレーヤーなどには、プラスチックのエンブレムが使われていることもある。
↑一番下がプラスチックのエンブレム
↑プラスチックのエンブレムは裏面が黒い
アルミのエンブレムとプラスチックのエンブレムの突起の位置が違うので、注意が必要だ。
エンブレムの交換
まずは、傷ついたエンブレムを外す。
エンブレムは力を掛ければ剥がせるが、容易に曲がってしまうので注意。
アルミのエンブレムは曲がってしまうと、その修復はなかなか難しい。
両面テープを弱めるため、ヒートガンで温めると剥がしやすくなるが、周辺(電源SWなど)が熱で溶けないよう注意。
同様に、他機から美品のエンブレムを外し、曲がったエンブレムをしっかりと平らに戻す。
エンブレムと本体に残っている、テープのカスを取り除く。
エンブレムの固定は、強力タイプの両面テープで行う。
普通の両面テープだと、接着力が弱く、すぐに取れてしまう。
スポンジタイプはより強力だが、厚みがあるので不適。
両面テープはエンブレム側ではなく、本体側に貼り、2箇所の穴を針で開けてから、エンブレムを貼り付ける。
穴を開けておかないと、エンブレム側の突起の長さでは貫通しないため、テープでエンブレムが手前に返されてしまい、浮いてしまう。
デッキを養生し、エンブレム部分を下にして置き、自重でエンブレムを押さえ、放置する。
粘着剤はアクリル系エマルジョンなので、貼り付け後、しばらくは動くが、数日置くと固定される。
浮きが生じる場合は、エンブレムが平らになっているか、テープに穴を開けているかを確認し、再試行する。
エンブレムを押さえ続けるのが困難な場合は、接着剤を点で付け、貼り付けてしまってもよいだろうが、瞬間接着剤を使うと白化(白く粉を吹いたようになる)するので注意。
ロゴが印刷の機種
TC-RX50など、ロゴが別部品ではなく印刷となっている機種もある。
関連:[SONY] TC-RX50(1988年発売)のレビュー [カセットデッキ]
上から見ると、よく分かる。
↑部品
↑印刷
後継のTC-RX51以降に、個別部品(エンブレム)となる。
中華パワー
さすがは中華、エンブレムが売られている!
関連:SONY 中華エンブレム (AliExpress)
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裏面の赤いのは両面テープであり、すぐに取り付けられる親切仕様!
Technics(松下)や
関連:Technics 中華エンブレム (AliExpress)
パイオニアのエンブレムもあるので、
関連:Pioneer 中華エンブレム (AliExpress)
SONYのデッキにTechnicsのエンブレムを貼って「マネシタ電器製!」と、ドヤ顔で友達に自慢しよう!
関連:[SONY] TC-RXシリーズの変遷と比較 [オートリバース機]
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