[タイガー] 炊飯器の故障と修理 [温度ヒューズ交換]
追記:ヒューズ交換後、5ヶ月経過も、問題なく稼働しております。
規定温度になったら、ヒューズがキチンと切れるかは不明ですが(笑)
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タイガーの炊飯器が故障した。
2017年製、2018年9月購入の製品で、
使用頻度は、それほど高くはない。
コンセントを挿しても、
何も操作できない状態。
時計表示はあるが、
これは内蔵電池によるものである。
ヒューズが切れを疑い、分解。
この透明の線は何?
(末端がつながっていない)
背面にヒューズ発見したので、
確認するも、導通している。
他に隠れたヒューズがあるのだろう。
ということで、底面も分解。
大量の綿が散る!
大量の綿が散る!
それらしいものが発見できないので、
徹底的に分解。
底面中央の凸部内のケーブル内に、
温度ヒューズを発見した。
釜の底に位置する。
「SF167R0」
167度で切れるようだ。
ネットで、NEC/SCHOTTの
ドキュメントも見つかった。
(SF167R0 167度 15A 250V)
温度ヒューズなしで直結すると操作できるので、
ヒューズ切れが原因だろう。
操作可能にはなったが、
やはり温度ヒューズなしでは、危険かね…
替えの温度ヒューズがないので注文、
同時に、圧着端子(筒形)も注文。
炊飯器は別になくても困らないので、
届くのに時間がかかるが、AliExpressで注文。
温度ヒューズ:10本で180円(送料無料)
圧着端子:100個で110円前後(送料無料)
圧着端子を注文したのは、
ハンダ付けだと、その熱で切れてしまうため。
ハンダを使わずに
取り付けなければならない。
(元のも圧着で付いている)
約17日後、
温度ヒューズと圧着端子が届く。
正確には、圧着端子ではないが…
修理作業に入るが、温度ヒューズが
圧着端子で固定できない…
2点でしか接していないので、
スグに抜けてしまう。
何度も試したが固定できないので
ついに自分の頭のヒューズもキレた。
ハンダで固定、成功。
熱ができるだけ伝わらないよう、
短時間で済ませること。
両端に予めハンダを盛っておき、
ハンダ同士を付けると良い。
放熱クリップがあれば、尚良し。
この温度ヒューズの構造/仕組みが
イマイチ不明だが、
熱で徐々に変化し、切れるタイプ?
ならば、ハンダ付けの際の熱で
既にダメージが加わっていることになるが。
なぜ温度ヒューズが切れたのか?
という点も気になる。
温度で切れたのなら、
その原因を調べないと、
交換したところで、
再び切れることになる。
規定温度内でも、
経年劣化で切れるとか。
それなら、交換後、異常がなければ
数年は切れないので問題ないけど。
とにかく、温度ヒューズ交換後、
炊飯完了(開始から約1時間)が確認できた。
200度でも切れなかったりして(笑)
今回の分解で気付いたのは、
修理する構造になっていないこと。
温度ヒューズのある凸部は、
アルミのハメコミであり、
開けると変形してしまうので、
開け閉めする構造ではない。
温度ヒューズだけでなく、
付近一式交換かな。
他の電化製品も同じだろうが、
保証期間後に壊れたら、
買い替えよ!(byメーカー)ということね。
1年以上5年未満、概して3年程度で
ソニータイマー(改)が発動するのか?
5年も10年も使われたら、
商売にならん!のは、
虎だろうが象だろうが、
同じだろう(笑)
なお、炊飯器全般に於いて、
時計保持のボタン電池が切れて、
タイマー予約ができなくなる事象がある。
(タイマーを使わない、手動炊飯は可)
電池交換で直るのだが、電池が
非常に面倒な位置に格納されているようだ。
容易に交換できなくしているのだろう。
こんなもの、ソケット式にしておき、
外部からネジ1個でアクセス、
簡単に交換できるようにできるだろうが、
防水とか安全面云々で、できなくしている。
「計画的陳腐化」である。
電池は、約4-5年でダメになる。
電池交換をメーカーに依頼すると、
5千円-8千円。
その間、炊飯器は使えない。
結果、「新しいの買おう!」となる。
数百円のボタン電池で、
確実にタイマーを発動させられる。
5年も10年も使われたら、
商売にならん!
コンセントを挿していない間の時刻保持は
ボタン電池で行われているので、
新品であっても、長期在庫品は
スグに電池がダメになる可能性が高い。
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