[SONY] RK-C102 [RCA音声分岐ケーブル]
追記:2000年6月の「AV接続コード/AVアクセサリー 総合カタログ」にも掲載されている。
価格は税別1,300円。
-----
SONYのRCA音声ケーブルである、RK-C102。
SONYのサイトに掲載はあるが、現在(2021年3月)では、既に生産完了品である。
RCA(白赤)-RCA(白赤)×2という、変わったケーブル。
何に使うのか?
SONY曰く、「ステレオアンプから2台のデッキに同時録音するなど、ピンジャックの並列接続用」とのこと。
同時録音でなくても、カセットデッキを2台所有していて、録音機を都度変える場合、LINE INをつなぎ変える必要がなくなるね。
長さは1.5mとあるが、測ると1.7mあった(先端-先端)。
先端と分岐部には、SONYのロゴがある。
分岐部は、中央よりもIN側に寄っているので、2又側の距離が長くてもOK。
銅線は99.996%のOFC(無酸素銅)で、RCA部は金メッキである。
無酸素銅とは、99.96%以上の高純度銅のことを指す。
「CHINA」とあるので中国製。
サイトの写真が白黒(笑)なので、相当古くからある商品と思われるが、
調べると、少なくとも1980年7月のカタログには載っていた。
型式は「RK-102A」で、Cがない。
Cがないのは、OFCではないことを示す。
定価900円、金メッキかは不明。
上にあるテープデッキの絵は、オープンリール型?
1982年2月のカタログにも見られる。
定価900円、金メッキかは不明。
1982年10月のカタログでは、変化が見られた。
C(OFC)付きのRK-C102が登場、定価1,300円と高くなった。
金メッキかは不明。
1984年10月のカタログ。
「RK-102」が消えている。
定価1,300円、金メッキかは不明。
イラストが古い(笑)
1985年10月のカタログにも見られる。
定価1,300円、金メッキかは不明。
1987年2月のカタログ。
定価1,300円、金メッキかは不明。
1988年4月のカタログ。
定価1,300円、金メッキかは不明。
今回の「緑/赤箱」の「RK-C102」は金メッキだが、「赤/黒/黄箱」時代の「RK-C102」には、金メッキではないものがあるようなので注意。
で、この分岐ケーブル、信号を2つに分けることになるが、問題はないのだろうか?
音質劣化とか、音量減少とか、ノイズが入るとか。
SONYが出している上に、JVCにも同様のケーブルが存在するので、その辺りは問題ないかと思われるが…
なお、逆方向の使用はできないとのことだが、
こちら方向のみ
2台の再生機から1台の録音機に入れるとどうなるのか?
逆はどうなる?
片方だけになるのか?
両方が混ざるのか?
音にならないのか?
次回、実際に試してみるので、予想はコメント欄に…
-----
この系統のケーブル、長さは1.5mしかない模様。
しばらく使ってみたが、動作には問題ない模様。
# SONYが出しているので問題ないでしょ。
完全な同時出力が可能なので、例えば異なるカセットデッキを2台つなぎ録音、結果を比較するなどに使える。
分ける方向には機能するが、逆は機能しない(合成はもちろんのこと、片方も不可)ので注意。
関連:2023年時点でも新品で手に入るカセットデッキやラジカセ、カセットテープ、クリーニングキット
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません