[KENWOOD] X-VH7(カセットデッキ) [AFiNA]
KENWOODのカセットデッキである、X-VH7。
色と形状が特殊なので、好みが分かれる…
仕様
ノーマルとハイポジにあまり差がない(笑)
2ヘッド機であり、キャリブレーションの類はない。
テープ対応はハッキリしないが、
取扱説明書を見るに、
再生:ノーマルとハイポジ、メタル
録音:ノーマルとハイポジのみ
と読み取れる。
本機はドルビーBとC搭載も、
SONYのカセットデッキと比べると、
明らかに音が悪い。
ステレオ感に乏しく、高音も足りない…
AMラジオの録音/再生程度であれば問題ないが…
スライドローディングなので、
テープが見えない上に、掃除には分解が必要。
表示が手抜き(笑)
本機は縦置き/横置きが可能だが、
この表示は回転しない(アンプとMDは回転する)。
カセット衰退後の1999年の発売なので、
スペックが低いのは仕方がない?
録音レベルは「CRLS」という、
20秒ほど入力レベルを見ての自動調整があるが、
それ以後は無視で調整も不可(笑)
内部はこのような感じ。
掃除はこの隙間から可能ではあるが、
それでも奥まっていて困難。
メカ部を取り外す。
ヘッドやピンチローラー上部のカバーを外す。
モーター側の2ツのネジ
挿入口側の2ツのネジ
ヘッドやピンチローラー、キャプスタンが見えるようになる。
ピンチローラー部はツメで掛かっているだけなので容易に外れる。
外したピンチローラー部。
軸は、T5のトルクス等で突くと抜ける。
直径:9.9mm
厚さ:6.9mm
軸径:1.4mm
軸長:9.9mm
ピンチローラーを濡れタオルで「徹底的に」拭く。
タオルが黒くなるが、綿棒程度ではこれは取れない。
汚れは取れるが、表面の荒れは残るね…
戻す際は、このバネに注意。
バネの力でピンチローラー部がヘッド側に戻るように。
なお、ゴムベルトは角型と平型の2本。
ピンチローラー、ヘッド、キャプスタンの掃除
及び消磁をしても、
SONYのカセットデッキと比べると、
明らかに音が悪い。
ステレオ感に乏しく、高音も足りない…
劣化でこの有様なのか、
もともと質が低いのかは不明である。
カセット時代の据置機に比べると小さいので、
ごく稀にしかカセットを使わない人には向くかもしれない…
なお、交換用のピンチローラーであるが、
AliExpressではこれが見つかるが、
(5個で約230円)
付けることは可能だが、
厚さが0.4mm程度足りないので、
回転すると横方向にグラつく?
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X-VH7単体でも使えるが、ヘッドホン端子やボリュームがなく、基本的にはアンプ(VH-7PC)とセットで使う製品。
これが近い?
関連:外径10mm 幅7mm 軸内径1.5mm(TECHSPACE)
関連:X-VH7(カセットデッキ) 1999年7月発売 – KENWOOD
関連:RD-VH7(アンプ+CD+チューナー) 1999年7月発売 – KENWOOD
関連:DM-VH7(MDレコーダー) 1999年7月発売 – KENWOOD
関連:LS-VH7(スピーカー) 1999年7月発売 – KENWOOD
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